猪苗代湖北岸を彩るアサザと田園風景@猪苗代町
希少な「アサザ」の花を求めて、猪苗代湖の北岸へ。
水質浄化作用を持つ浮葉植物で、初秋に見ごろを迎える黄色い花を特徴的です。
しかし、今年はアサザ自体の数が少なく花も疎ら...とのことで、その様子を探ります。
R49から湖岸へと続く進入路です。
複数ある中から、白いそば畑と黄金色の田んぼに挟まれた道を選びました。
(案内板)
今回は、小黒川付近に咲くコウホネと併せるべくサイクリングロード南側を巡ります。
なお、一般的にはアサザのバックに磐梯山を望む松橋浜が人気となります。
保全区域は生い茂るヨシなどに遮られ、基本的に視界はあまり良くありません。
数少ない開けた場所では、ヒシ刈りや苗の移植といった保全活動が行われています。
途中、コウホネを見つけました。
ですが...視界に入る範囲内で確認できたのは3株ほどと、何とも寂しい限りです...
約3kmのサイクリングロード脇でアサザの観察し易いポイントは、3~4か所。
既報の通り、いずれも湖面を染めるほどの数ではありません...
アサザは、レッドブックデータ指定の希少種でもあります。
先述した保全活動のほか、一般参加も可能なヒシの回収作業等が行われています。
ヒシに押されながらも健気に咲くその姿は、とても美しいです✨
この一帯では、ヒシの葉(ギザギザのある葉)の間から茎をのばしていました。
ハスに似た切れ込みのある丸い葉がアサザのものとなります。
湖の反対側にソバ畑と磐梯山を望みます。
<空撮編>
※黄色っぽい浮草が目立ちますが、その多くはアサザと異なります。
白鳥浜へと続く北岸の先に川桁山
秋色を深める田園風景をバックに磐梯山
(参考)2019年の様子
右下の松橋浜周辺から白鳥浜に掛けて広がるアサザの群生
【動画編】
〇2020年(1分43秒・BGM有)
〇2019年(1分08秒・BGM有)
筆者
福島特派員
bill
福島県出身&在住。自然が好きで、四季折々の美しい景色を求め東奔西走しています。
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