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ルーツは日本神話!〜世界遺産 宗像大社

カテゴリー:見所・観光・定番スポット 投稿日:2019年11月26日

こんにちは。「地球の歩き方」福岡特派員のDukeです。今日は、福岡県宗像市にある宗像大社を紹介します。「宗像大社」とは、天照大神の娘である宗像三女神を祀る沖津宮(沖ノ島)、中津宮(大島)、辺津宮(宗像)の総称で、2017(平成29)年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として世界文化遺産に登録されました(境内のモミジ。例年、11月中旬には真っ赤に色づきます)。

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駐車場から参道へ。大鳥居の先に見えるのは、心字池にかかる太鼓橋です。
神話によれば、宗像三女神《田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)》は、天照大神が弟であるスサノオノミコトの剣を噛み砕き、プッと吹き出した破片から誕生しました。
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参道を奥に進んで神門へ。
スサノオの剣から生まれた三女神は、天照大神より「汝三神 宜しく 道中に降居して 天孫を助け奉り 天孫に祭かれよ(筑紫の国に降り、沖津宮・中津宮・辺津宮に鎮まりなさい。そして歴代天皇のまつりごとを助け、丁重な祭祀を受けられよ)」との神勅を受けたと日本書紀に記載されています。
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皇統守護の神勅を戴くことから、宗像大社の表紋とされる菊の紋章。いつ訪れても、ピカピカに磨き込まれています。
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拝殿の奥に掲げられた神勅額。天照大神のこの神勅を奉じて、宗像三女神は大陸との交通の要路にあたる「海北道中(かいほくどうちゅう)」(玄界灘)に降臨し、以後、沖津宮、中津宮、辺津宮において国家の守護神として祀られることになりました。
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柿(こけら)葺き屋根の拝殿と本殿。手前が長く伸びる五間社流造の本殿は、流れるように優美な印象を与えています。この屋根は数年前に葺き替えられたのですが、真新しい柿葺きは輝くような明るい橙色で、それはきれいでした。
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本殿の周囲には、江戸時代初期に福岡藩主・黒田光之が寄進した121社の末社が並んでいます。
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樹齢550年を越える楢の木が宗像大社の御神木。
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市杵島姫神を祀る辺津宮を参拝した後は、森の中の小径を通って宗像三女神が高天原から降り立ったと伝えられる高宮祭場まで歩いてみましょう。境内から10分もかからない距離です。
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高宮祭場に続く「鎮守の杜の道」。この道の傍らに、もう一本の御神木「相生の樫」があります。
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沖津宮の田心姫神を祀る第二宮(手前)と、中津宮の湍津姫神を祀る第三宮(奥)。これらの社は、伊勢神宮の第60回式年遷宮(昭和48年)に際して下賜された古殿を移築したものです。
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さらに、「高宮への悠久の道」を辿って高宮祭場へ。境内から高宮祭場へと続く高宮参道は、鬱蒼とした木立に囲まれて幽玄な雰囲気が感じられました。
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石段を上がりきると、この奥左側に高宮祭場があります。
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高宮祭場は、《宗像大神(三女神のこと)「降臨の地」と伝えられ、沖ノ島と並んで宗像大社境内で最も神聖な場所の一つ》であることが記されています。
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厳かな空気に包まれた宗像三女神降臨の地、高宮祭場。毎年10月3日の夜、秋の大祭の締めくくりとして行われる「高宮神奈備祭(かんなびさい)」では、巫女さんによる古式ゆかしい「悠久の舞」が奉納されます。一度観てみたいと思いながら、未だ果たせないでいます。
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「道主貴(みちぬしのむち)」とも称される宗像大社。「貴(むち)」とは最も高貴な神に贈られる尊称で、古代から「道の神様」として篤い信仰と尊敬を集めていたことを示しています。ちなみに、宗像三女伸以外で「貴」の尊称を持つのは、伊勢神宮の大日靈貴(おおひるめのむち:天照大神)、出雲大社の大己貴(おおなむち:大国主命)だけなのだそうです。
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九州北部と朝鮮半島を隔てる玄界灘は、「海北道中」と呼ばれる古代海上交通の要衝でした。古くから行われてきた大陸や半島との往来には、時には成立まもない大和朝廷の存立を揺るがしかねない緊張もあったことでしょう。人や物、文化の交流にとどまらず、国の防備からも重要な位置づけにあったこの宗像の地。宗像市辺津宮から大島の中津宮、そして九州本土から約60㎞離れた「神宿る島」沖ノ島を結ぶ直線は、朝鮮半島に放たれた一本の矢のようにも見えてきます。
世界遺産に登録されたのは、沖ノ島とその周辺の岩礁、大島の中津宮と沖津宮遥拝所、本土の辺津宮と新原・奴山古墳群(宗像三女神を祀った古代豪族宗像氏の墓)で構成されます。神話時代から語り継がれ、古代日本の祭祀を継承発展させてきた宗像大社、そしてその関連資産について学ぶのもいい体験になるのではないでしょうか(辺津宮の前にある「海の道むなかた館」には、世界遺産に関する3D映像や解説資料が揃っていますので、時間が許せばここに立ち寄ってから関連資産を訪ねるのがおすすめです。9時〜18時、月曜休)。

【宗像大社辺津宮】
◯場所:福岡県宗像市田島2331
◯電話:0940-62-1311
◯公式HP: http://www.munakata-taisha.or.jp/index.html
◯料金:無料(神宝館は有料:大人800円、高大学生500円、小中学生400円)
◯アクセス:九州道宮若ICから20分、古賀ICから25分
     (JR+バス)JR鹿児島本線東郷駅⇨神湊波止場行きバス(宗像大社経由)『宗像大社前』下車
◯駐車場:無料

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旅行、温泉、グルメが大好きな元転勤族。北は青森から南は沖縄、米国アルバカーキやハワイを含めると、ちょうど10か所での生活を体験しました。縁あって福岡県北九州市に落ち着いて、はや10年。福岡県は過ごしやすい気候と豊かな自然に恵まれ、水炊きやもつ鍋、豚骨ラーメンや北九州発祥の焼きうどんなど、美味しいものもたくさんあります。県外の方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただけるよう、福岡・北九州の旬な情報を発信していきたいと思っています。併せて、「ルイガノ旅日記」もご覧いただければ幸いです。 DISQUS ID @disqus_l7uXZ8XrgH

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