福岡県の紅葉名所~筑前の小京都 秋月

公開日 : 2019年11月14日
最終更新 :
筆者 : Duke

こんにちは。「地球の歩き方」福岡特派員のDukeです。街路樹も薄っすらと色づきはじめてきた今日この頃。紅葉シーズンを迎えるにあたって、福岡県でもイチニを争う人気の紅葉スポット・朝倉市秋月を紹介します。

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筑前の小京都と呼ばれる秋月。初代福岡藩主黒田長政(黒田官兵衛の長男)の三男、黒田長興が秋月藩主となったのは元和9(1623)年ですが、秋月の歴史はさらに古く遡ります。鎌倉時代から江戸時代にかけて、秋月氏16代、黒田氏12代にわたる歴史を紡ぐ城下町です。

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有名な黒門は、春は桜並木が美しい杉の馬場のいちばん奥まった場所にあります。これは13世紀初め、秋月氏が居城として築いた古処山城の裏門を17世紀に黒田氏が再建した秋月城の表門として移築し、さらに垂裕神社(門をくぐって参道の石段を上ったところにあります)の神門として現在の場所に移されたものです。

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例年11月中下旬になると、鮮やかに紅葉したカエデが黒門をいっそう引き立てます。

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黒と赤のコントラストが美しい秋月随一の紅葉スポットです。

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こちらは、秋月城の裏門にあたる長屋門。苔むした石垣が黒田12代の歴史を感じさせますね。

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黒門と長屋門の間の紅葉は、さまざまな色あいが重なりあってきれいです。

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シーズンにはお茶席が設けられますので、抹茶とお菓子をいただきながら紅葉を眺めることもできます。

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黒門から垂裕神社(すいようじんじゃ)に向かう石段沿いの紅葉も見事です。

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紅葉に彩られる秋月城跡。例年、11月中旬から12月上旬に見ごろを迎えます。

駐車場またはバス停から杉の馬場を通って秋月城跡に向かうことになりますが、この通りにはさまざまな店が軒を連ねていますので、この通りを散策するのもまた楽しいものです。午後になると観光客がどっと増えますので、ゆったり散策するには早い時間帯がおすすめめです。

【秋月城跡】

〇場所:福岡県朝倉市秋月野鳥

〇問合せ:0946-52-1428(朝倉市役所商工観光課)

     0946-24-6758(あさくら観光協会)

〇アクセス

【JR、甘木鉄道、バス】

 JR鹿児島本線「基山」駅⇒甘木鉄道「基山」⇒「甘木」⇒甘木観光バス「甘鉄甘木駅」⇒「博物館前」

【西鉄電車・甘木鉄道・バス】

 西鉄天神大牟田線「小郡」⇒甘木鉄道「小郡」⇒甘木鉄道「甘木」⇒甘木観光バス「甘鉄甘木駅」⇒「博物館前」

【車】大分自動車道甘木ICから国道322号経由車:約20分

〇駐車場:150台(普通車400円)

筆者

特派員

Duke

縁あって福岡県北九州市に落ち着いて、はや15年。県外の方はもちろん、地元の方にも楽しんでいただけるよう、福岡・北九州の旬な情報を発信していきたいと思っています。

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