ヨソモノから見た福井
このたび福井特派員をやらせていただくことになりました四ツ葉来と申します。
生まれは兵庫県ですが、高校を卒業して以降、かなりの年数を北陸の地で過ごしています。
福井県といえば皆さまはどんな印象を持たれるでしょうか。
越前がにをはじめとする海の幸、永平寺や東尋坊といった観光名所、
近年であれば恐竜を思い浮かべる方もいるかもしれません。
福井県は石川県、富山県と共に北陸3県のひとつとされます。
しかしながら北陸3県を紹介したガイドブックなどを開けば、圧倒的に金沢市を擁する石川県の情報量が多く、
次いで富山県、福井県になると非常に情報量が少ないのが実情です。
北陸新幹線がまだ到達していない、という部分も大きいかもしれません。
僕は富山県から福井県にやってきて3年半になりますが、
福井県の方とお話をすると驚くほど「控えめ」といいますか、「お国自慢」をされる方がほぼいません。
富山だと、僕が兵庫県出身といえば「海あって山あってええとこやろ、富山は」
そんな感じなのですが、福井だと「何もないやろ、福井は」そんな感じです。
実際、福井県にはいろんなものがありません。
先に述べた新幹線もそうですが、空港はあれど定期便はありません。
テレビの民放も2局のみ。
今や全国各地で見かけるスーパーの「イオン」も1件もありません。
それでも、日常生活において不便を感じることは特にありません。
テレビに関してはケーブルテレビに加入すれば大半の番組は視聴できます。
我が家は加入していないので、必然的にテレビをつけている時間が減り、
出歩く機会が増えました。
スーパーに関してもイオンがないだけで、アピタやバローといった
中京圏のスーパーや滋賀県の平和堂などはありますし、福井県内のスーパーも充実しています。
交通面で見ても県都である福井市から金沢市まで特急列車でわずか45分、
京都なら1時間30分、大阪や名古屋も2時間程度と非常に便利な場所です。
東京へも北陸新幹線、東海道新幹線、いずれを使っても乗り継ぎ時間込みで
約3時間30分といったところです。
石川県の小松空港までもバスで約1時間。
そこからは羽田、札幌、福岡といった国内の都市をはじめ、台北、ソウル、上海といった国際便の設定もあります。
福井で暮らしていると「ない」ことを嘆いているのではなく、
「ちょっと足を伸ばせば何でもある」そんなおおらかさを感じます。
「隣にあるのにうちにはない」じゃないんですよね。
「隣にあるなら隣に行けばいい」そんな感じです。
この感覚が僕は地元民ではなくヨソモノですが何ともいえず心地いい。
そんな福井県の様々な街を、僕は週末ごとにカメラ片手に訪ね歩いています。
このブログでは、これまであまり知られていなかった福井の一面をご紹介できれば、
と思っています。
お付き合いいただければ幸いです。
四ツ葉来
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