【甲府市】甲斐の虎に会いに山梨県へ【遊亀公園附属動物園】
こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
山梨県甲府市。甲府駅から、およそ2kmの町なかにある、遊亀公園。
1874(明治7)年に、一蓮寺が境内の一部を、県へ移管したことがきっかけとなり造られた、この公園。
1919(大正8)年には園内に動物園も誕生し、日本で4番目に古い動物園として、今なお残っています。
2019年には創立100周年を迎えた歴史のある動物園との事で、僕も今回、初めて訪れてみました。
公園は東西に二分されており、池に囲まれた東側のエリア一帯が動物園になっています。
僕が訪れたときには公園側で整備工事が行われていたため、利用できたのは動物園側だけでした。
公園南側にある駐車場より、園内中央を通る道をつたってまっすぐ北へ進んでいくと、動物園の入口へ到着。
敷地面積は約14000平方メートルとのことで、前に訪れた大宮公園小動物園や、行船公園の自然動物園に近いイメージです。
規模こそ、あまり大きくありませんが、そのぶん入園料も大人ひとり320円とリーズナブルな価格。
動物園は計4エリアに分かれており、入口の門をくぐるとまず北側のエリアとなります。
ここではアニアゾウを始め、クモザルやキツネザル、チンパンジーが暮らしていました。
1978年生まれのメスのアジアゾウ、テルちゃんを記念撮影用に設置されたパネル越しに撮影。
時おり見せるダンスのようなステップは、暇を持て余している時に起こす常同行動だそうです。
続くエリアは、池の中の島に造られているので、橋を渡って進んでいきます。
この島エリアは、島内を公園から穂積神社へ続く遊歩道が横切っているため、
北側と南側に分断されており、まず北側が小動物をメインにした、こどもどうぶつえん。
ここではウサギやモルモットの、ふれあいひろばをメインに、マーモセットといった小型サル。
さらにヤギに、ミニブタといった動物から、オウムにインコも、この島北側のエリアにいます。
また動物園の入口で展示されている爬虫類も冬期になると、こちらの室内へ移動されるようです。
そしてスロープを上って遊歩道にかけられた陸橋を渡ると、猛獣がいる島南側のエリアへ。
猛獣舎では、コンドル、マレーグマ、ベンガルトラ、ライオンが横並びで暮らしていました。
その中でもベンガルトラは、甲斐の虎にかけて信玄という名で親しまれていたのでずが、残念ながら寅年を目前にした、2021年11月22日に、12歳で亡くなってしまったそうです。
僕が訪れたのは亡くなる2週間ほど前で、その時にはまだ元気な姿を見せてくれました。
また、このエリアでは猛獣以外にも、マゼランペンギンや、アフリカタテガミヤマアラシ。
ロバにミニチュアホース、ポニー、ベネットアカクビワラビーなども展示されています。
それらの中でも、アメリカビーバーは今回はじめて目にすることになったので興味深かったです。
(飼育されている動物園はけっこう多いようですが、なかなかお目にかかる機会がありませんでした)
そんなビーバーですが、以前から飼育されていたあずきのもとに、このたびオスのナツが婿入りしたそうです。
今後は一緒に展示していくようなので、2匹の関係が上手くいくよう見守りましょう。(画像は、あずき)
さて最後は、島から南側へ橋を渡った先にある、昭和感満載な遊園地エリアへ。
どこかで見たことのあるようなヒーローの像や、さまざまなキャラクターの遊具がお出迎えしてくれます。
そんな遊園地より、池を回り込むように進んでいけば、動物園の一番奥にあるバク舎へ到着。
日本平動物園ではマレーバクが飼育されていましたが、ここで飼育されているのはブラジルバク。
オスのプーロ、メスのハナに加え、2020年の夏にユウキも生まれて、親子3頭が住んでいます。
すでに1歳をむかえ、だいぶ大きく成長したユウキですが、ハナに甘える姿はまだまだ子供でした。
以上、ざっと巡って、1時間もあれば見て回れるくらいの規模なので、気軽に寄れる動物園です。
甲府へと訪れた際には、空いた時間に行ってみるのもいいでしょう。
■遊亀公園附属動物園
・住所: 山梨県甲府市太田町10-1
・TEL: 055-233-3875
・入場料: 大人320円、小・中学生30円
・営業時間: 4~10月:09:00~17:00(最終入園16:30)
11~3月:09:30~16:30(最終入園16:00)
・定休日: 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
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