【熱川バナナワニ園】熱帯果樹とニシレッサーパンダに会いに行く【分園】

公開日 : 2021年10月30日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

前回から続いて、熱川バナナワニ園より。

今回は、本園より500mほど離れた丘の上にある、分園の方へ向かいます。

分園へは、ワニ園の前から出ている無料のシャトルバスを利用して行くことができます。

また分園にも駐車場があるため、自家用車で訪れる場合は直接そちらへ向かっても良いでしょう。

ただ、シャトルバス内では、園のマスコットキャラクターである熱川バニオの解説ナレーションが流れるので、

そちらを聴きたければシャトルバスを利用しましょう。(分園行き、本園行きで、ナレーションは異なります)

熱川バナナワニ園の分園は、本園がオープンしてから13年後となる、1971年に誕生しました。

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本園との大きな違いとしては、分園の温室では熱帯果樹を多く育てているという点です。

中でも園の名前にもなっているバナナは、およそ20種類の品種を育てているそうです。

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ブラジルバナナに、アップルバナナ。センナリバナナから、三尺バナナ、ムサ・パラコクシネア等々。

様々な品種の中でも、仙人蕉という台湾産の品種のバナナの株が、たくさん植えられている印象です。

また、それらに混じって小笠原諸島で栽培されているという世界遺産の品種、島バナナもありました。

さらにバナナ以外にも、カカオや、コーヒーなど多様な熱帯果実が集められた温室があったり。

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パパイヤとマンゴーも、2つまとめて専用の温室が設けられています。

これらの温室で育てられた果実は、売店の2階にあるフルーツパーラーでも使われているそうです。

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本園、ワニ園、分園の全てを見て回ると、けっこう歩く事になるので、休憩がてらに糖分補給。

そんな熱川バナナワニ園の分園ですが、もちろん植物だけではなく動物も飼育されています。

バナナと並んで園の顔となっているワニは、広い放流池で展示されていました。

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ミシシッピーワニ、クチヒロカイマン、ナイルワニ、シャムワニ。今回は、この4種を池で確認。

ワニ園の方で展示されている種も、こちらの池の方が、よりのびのびとしている印象です。

また、ワニの池の向かい側には、レッサーパンダの展示場もあります。

でも最近は、どの動物園でもレッサーパンダが展示されているので、特に珍しくは無いな・・・

と思われるかもしれませんが、熱川バナナワニ園のレッサーパンダは、一味違いました。

他の動物園で展示されているレッサーパンダは、シセンレッサーパンダという品種なのに対し、

熱川バナナワニ園にいるのは、ニシレッサーパンダ(ネパールレッサーパンダ)という種なのです。

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本園のアマゾンマナティーと同様に、このニシレッサーパンダもまた、国内で唯一の展示となっています。

なお分園の入口付近にある展示室の方で、現在飼育されている10頭の名前と写真が貼り出されていました。

他にも熱川バナナワニ園の分園には、100歳を越えたアルダブラゾウガメがいるゾウガメ舎。

フラミンゴやトキの仲間を放し飼いにしている、放鳥ゲージといった施設があります。

生き物の種類こそ多くはありませんが、ここでしか見れない種が居たりと、意外と侮れません。

最後に、フルーツパーラーがある建物の屋上から、景色を眺めていきましょう。

天気が良ければ、海(相模灘)の向こうに伊豆大島の姿が確認できます。

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右の方に掛かっている橋が国道135号線で、その下が、ワニ園側の駐車場となります。

ちなみに売店で、お土産として熱川バナナワニ園で収穫されたバナナを購入できるのか?

と聞いてみたところ、収穫量的に販売されている事は、めったに無いそうです。

なので、もし実際に販売されているバナナに出会う事ができたのならば、ラッキーでしょう。

■熱川バナナワニ園

・住所: 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本1253-10

・TEL: 0557-23-1105

・入館料: 大人1800円、小学生以下900円、4歳未満無料

・営業時間: 09:00~17:00(最終入園16:30)

・定休日: 年中無休

・URL: http://bananawani.jp/

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