【静岡市】フライングメガドームも今年で誕生10周年【日本平動物園】
こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
2007年から2013年にかけて行われていた、日本平動物園のリニューアルプロジェクト。
そのときにオープンした新しい施設の数々も、すでに誕生から10年が経ちます。
そんななかから今回は、国内最大級のフライングケージとなる、フライングメガドームのお話です。
日本平動物園の園内には、栗ヶ谷池溜池(通称:池田山堤)という、上下ふたつの大きな池があります。
もともとは農業灌漑用に整備された池で、より古くからある上の池は、300年以上前にできたそうです。
フライングメガドームがあるのは、150年ほど前に作られたという下の池の方で、その広さは3390平方メートル。
ドーム内部には、トキやカモを始めとする数種類の鳥たちが放し飼いにされています。
入口はドームの西側となりますが、反対の東側にも内部を覗きこめる観察小屋が設けられました。
観察小屋から眺めた岩場にはショウジョウトキが群れで暮らしており、ほかの鳥たちも羽を休めに訪れることも。
ドーム内部は、出入口から池中央にある観察デッキまで、桟橋を渡って進める造りとなります。
入口を入ってすぐ右側にはフラミンゴたちのエリア。また池の中には、サル島も存在します。
このサル島には現在、ジェフとビビという、2頭のジェフロイクモザルが暮らしています。
また池の上に作られた足場には、ホオジロカンムリヅルの巣を確認。巣の中には卵もありました。
この卵は、本物の卵のカラから作った偽物で、母鳥が卵を生みすぎて弱らないよう置かれているそうです。
ホオジロカンムリヅルの卵は偽物でしたが、なんとモモイロペリカンにはこの春、雛が誕生しました。
4月に生まれてから3~4ヵ月で、すでに親鳥と変わらないくらい大きく成長しています。
日本平動物園では、これが初となるモモイロペリカンの繁殖だそうです。
フライングメガドームの10周年を飾るのに、ちょうどいいニュースとなりました。
この雛の成長も含め、身近を飛び交うフライングメガドームの鳥たちに、今後も注目していきたいものです。
なお冬季は鳥インフルエンザ対策で、フライングメガドームが閉鎖されるため、訪れる際は時期に注意です。
※緊急事態宣言の影響にて、2021年8月20~9月12日までの期間は、日本平動物園が臨時休園となります
■日本平動物園
・住所: 静岡県静岡市駿河区池田1767-6
・TEL: 054-262-3251
・開園時間: 9:00~16:30(入園は16:00まで)
・休園日: 毎週月曜日(祝日、振替休日のときは翌平日)、12月29日~翌年1月1日
・URL: https://www.nhdzoo.jp/
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