【静岡市】夜行性動物館という暗闇の世界【日本平動物園】

公開日 : 2021年05月28日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

熱帯鳥類館とともに改修工事などの影響によって、ここしばらく閉鎖されていた日本平動物園の夜行性動物館。

こちらも、2021年5月から再オープンしたので、この機会にその様子を見てきました。

ダチョウ舎と、サイ舎の向かいに建っている、夜行性動物館。

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建物自体は熱帯鳥類館と共用ですが、そのイメージは正反対で、まさに昼と夜といった感じでしょうか。

建物内部は時間帯によって、夜間と日中の2パターンの照明が切り替わります。

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14:10以前は夜間帯となり、赤色の暗い照明が使用されていました。

14:10以降になると、日中をイメージした通常の照明になり、より動物たちを観察しやすくなります。

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とは言え、通路に設置されている照明は点かないので、ほかの施設よりも圧倒的に館内は暗いのですが。

館内には14の展示室があり、入口から進んで正面に現れるのが、このツチブタの部屋。

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国内では飼育している施設も少ないため、あまり見られる機会のある生き物ではありません。

そんなツチブタですが日本平動物園では、1988年に日本で初めてとなる繁殖にも成功したそうです。

穴の中で眠っていた時は分かり難かったのですが、起きて出てくると意外と大きいことに驚かされます。

ほかにも館内で人気のありそうな生き物は、このフタユビナマケモノでしょうか。

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カギ状の爪は天井からぶら下がるだけではなく、かゆいところを掻くのにも重宝しているようです。

かわいらしさで言えば、小型のキツネの仲間フェネックや、ヨツユビハリネズミがいます。

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ハリネズミは、ネズミよりもモグラに近い生き物なのだそうですが、滑車を走る姿はハムスターと変わりません。

ほかにも、ルーセットオオコウモリに、スローロリス、アフリカタテガミヤマアラシ。

フクロウや、アオバズク、オオコノハズクといった生き物も、ここで暮らしていました。

照明の変化によって、2度楽しむことができる日本平動物園の夜行性動物館。

訪れた際には、暗闇の中に生きる動物たちの生体を、じっくり観察してみてください。

■日本平動物園

・住所: 静岡県静岡市駿河区池田1767-6

・TEL: 054-262-3251

・開園時間: 9:00~16:30(入園は16:00まで)

・休園日: 毎週月曜日(祝日、振替休日のときは翌平日)、12月29日~翌年1月1日

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