【川崎市】年中無休の無料動物園がここにある!【夢見ヶ崎動物公園】

公開日 : 2021年03月11日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

ここ数年、いろいろな動物園や水族館を巡るようになり、時には県外の施設へ訪れたりもしました。

中でも入園料が無料の動物園は気軽に立ち寄ることができるため、外出時には重宝しています。

夢見ヶ崎動物公園は、そんな入園無料の動物園の中でも、自分が最初に訪れた場所です。

アクセスは、JR横須賀線・湘南新宿ラインの新川崎駅より、西へ歩くこと約10分。

加瀬山という標高35mほどの小高い丘の上に、公園と共に整備されたのが、この動物園です。

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駐車場もありますが普通車19台しか停められないため、公共交通機関を使って訪れる方がいいでしょう。

長さ750m・幅150mという丘の、東側は公園の広場として整備され、西側に動物園があります。

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また、それ以外にも、公園側には加瀬台古墳群が。動物園側には浅間神社や熊野神社。

公園と動物園の間には了源寺があったりと、この丘が古くから親しまれていたことがうかがえました。

そんな夢見ヶ崎の丘の上に動物園が開園したのは、1972年の11月22日。来年で開園50年となります。

公営の動物園なので無料で利用できますが、さらに年中無休という点も夢見ヶ崎動物公園の魅力です。

無料の動物園といえど展示されている動物は多く、まず目を引くのはレッサーパンダでしょうか。

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現在は、オスのファファと、メスのアン。さらにその娘のケイコの、3匹が飼育されているようです。

繁殖も順調なようで、夢見ヶ崎で生まれたレッサーパンダの子供たちは、さまざまな動物園へと巣立っています。

園内で一番大きな生き物は......おそらくこの、ハートマンヤマシマウマでしょう。

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こちらも現在は、ビリー、ミドリと、その子供のアースの計3頭が飼育されています。

シマウマに関しても繁殖賞を貰うほど繁殖に力が入れられているようで、国内で見ることのできるハートマンヤマシマウマの多くは、昔ここで飼育されていた個体の血を引いているのだそうです。

ほかにも、生息地の岩山を再現したマーコール舎。さまざまな角度からキツネザルを見られる、レムール舎。

水辺に生息する生き物を集めた水禽舎など、園内には多種多様なエリアが設けられていました。

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水禽舎にある広いプールでは、フンボルトペンギンたちも伸び伸びと泳いでいます。

そして以前は、シベリアヘラジカのポロウが住んでいた、ヘラジカ舎もありました。

ワシントン条約によって国際取引ができなくなったヘラジカは、ポロウが日本最後の個体となりました。

そんなポロウも2013年8月に亡くなり、しばらく空いたままになっていたヘラジカ舎ですが......

2014年11月に新しくラマを迎えて、ラマ舎として生まれ変わりました。

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2020年11月には、ラマの第2子も誕生したとのことで、これからの成長が楽しみですね(2015年に生まれた第1子は、すでに大きく成長してほかの動物園へと出園しています)。

ライオンやトラといった猛獣、キリンやゾウといった大型草食獣こそいませんが、およそ50種ほどの生き物を見ることができる無料の動物園、夢見ヶ崎動物公園。

ちょっとした空き時間に訪れるのにもいい場所なので、近くへ訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。

■夢見ヶ崎動物公園

・住所: 川崎市幸区南加瀬1-2-1

・TEL: 044-588-4030

・開園時間: 9:00~16:00 年中無休

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