【富士市】100年かけた里山再生構想【白馬の杜】

公開日 : 2021年02月01日
最終更新 :
筆者 : わや猫

こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

前回、雪の積もった富士山を眺めるべく、久しぶりに訪れた雨乞山。

その展望地へ向かう道中にも、新しく展望台が建てられているのを見つけました。

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富士川楽座の裏から、雨乞山方面へと上っていく道の途中。

野田山への分岐を過ぎてすぐの場所に、その展望台はありました。

前回の展望地からは、およそ350mほど道路を下った場所となります。

富士山展望台という看板とともに、大きく岩渕という地名が掲げられていました。

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この展望台は、NPO法人 鎮守の森を育てる会によって、ここ10年ほどで建てられたようです。

しかし、この場所。

ちょうど山と山の谷間に位置しているので、展望台に上ったところで眺めは期待できるのだろうか?

そもそも、もう少し先へいけば、もっと眺めのいい場所があるのに、なぜ展望台を作ったのだろう。

そんなことを思いながら、展望台へと上って実際に眺めた景色が、こちらになります。

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左半分が手前の丘で隠れてしまいますが、どうにか富士山の姿を確認することができました。

前回の展望地ともまた違った見え方なので、これはこれでおもしろい試みなのではないでしょうか?

そんな展望台から、少し先に整備された駐車場。

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このスペースの隅にある東屋のところに、白馬の杜(しろうまのもり)を育てる宣言なるものがありました。

それによると、明見神社を中心に、この地域一帯を里山として蘇らせようという計画が進められているようです。

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しかし、この再生事業が完了するまでには、およそ100年はかかるとのこと。

宣言が平成13年にされているので、まだあと約80年の年月が必要となります。

はたして白馬の杜は、どのような姿に生まれ変わるのか。

今後の変化にも注目していきたいところです。

今回、新しくできていた展望台を訪れたことによって知ることができた、白馬の杜の再生計画。

この事業を知ってもらうという点でも、この展望台が建てられた意味は大きかったと思います。

■白馬の杜 富士山展望台

・住所: 静岡県富士市岩淵1679

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