【赤野観音堂】沼津に残る江戸時代のお堂

公開日 : 2020年01月08日
最終更新 :
筆者 : わや猫

新年、あけましておめでとうございます。

静岡・富士特派員の、わや猫です。

先日、ドライブの途中で、気になる場所を見つけました。

せっかくなので、2020年最初は、初詣がてら、こちらを見ていきましょう。

アクセスは、新東名高速道路 駿河湾沼津スマートICより、車で5分。

新東名の上にかかった橋を渡ると、林の中に、その姿を現しました。

赤野観音堂(あけのかんのんどう)

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道をもう少し下った先にある、廣大寺(こうだいじ)が管理している、お堂です。

廣大寺共々、駿河一国三十三観音の霊場および、伊豆駿河横道の札所となります。

その昔、この辺りが阿気野と呼ばれていた時代に、阿気大神を祀っていたのが名前の由来とのこと。

お堂は、江戸時代初期~中期の建築様式にて建てられたもので、その最大の特徴は、茅葺きの屋根。

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この屋根は、25年に1度の周期で葺き替えられるそうで、前回の葺き替えは平成6年。

それから四半世紀が過ぎて、そろそろまた葺き替え作業が行われる時期が来ています。

なお葺き替え費用は寄付から工面しているそうで、廣大寺にて、一口1,000円から志納を集っています。

もし興味があれば、廣大寺の方へと問い合わせてみてください。

廣大寺 住所:沼津市柳沢702

廣大寺 TEL:055-966-6056

また境内には、推定樹齢600年とされる赤野観音堂のカヤもありました。

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市の天然記念物に指定された、カヤの樹。お堂の前まで垂れ下がった枝が、その歴史を物語ります。

ちなみに天然記念物は他に、樹齢700年のナギの樹もあったのですが、そちらは朽ちてしまったようです。

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そんな倒れたナギの幹の跡には、小さなお地蔵様が祀られていました。

お堂の裏にも、駿河三十三観音にまつわる無数の石仏が並んでいます。

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最後に、赤野観音堂の北に位置するゴルフ場の前から、茶畑越しに沼津の景色を眺めました。

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この辺りは景色の良い場所が多いので、晴れた日のドライブにもオススメです。

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