【宗像神社】清水区興津の珍名所【女体の森】
みなさん、こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。
見知らぬ土地へ行って、なんと読めば良いのか分からない地名や
いっぷう変わった地名に遭遇したことなどは、ありませんか?
静岡県にも、金玉落としの谷なる場所が、菊川市は横地城跡にあるのですが
今回ご紹介する神社にもまた、変わった名称が付けられています。
その神社とは、静岡県清水区興津中町にある、女体の森 宗像神社。
国道1号線 興津中町交差点から、西へ150mほど進むと、北側に鳥居のある道が現れます。
ここが宗像神社の参道なのですが、細い道にも関わらず、意外と交通量が多い印象です。
それもそのはず、神社のすぐ隣には、静岡市立清水興津小学校があり、さらに奥にも
静岡市立興津南こども園があるため、子供を送り迎えに訪れる車が頻繁に通るのです。
なので宗像神社へと訪れる際は、なるべく登下校時間を避けたほうが良いでしょう。
鳥居から、道を真っ直ぐ150m北へ進むと、正面に神社の入口があります。
松林の間から、さらに2つの鳥居をくぐった先あるのが、宗像神社の拝殿です。
さて、なぜこの神社が、女体の森と呼ばれているのか?ですが
今よりも神社の規模が大きかったという昔。漁師たちが海へ出たさいに
境内に生えている大きな松の木を、灯台がわりの目印として使っており
祭神として祀られている、タキリビメ、イチキシマヒメ、タギツヒメの
宗像三女神にあやかって、いつしか女体の森とよび崇めるようになったそうです。
(境内の説明板には、奥津島比売命、狭依姫命、多岐津比売命と記載されています)
こちらが、拝殿の裏にある本殿。
昔は、もっと海の近くに構えていたそうですが、高波の被害を受けたことから
今の位置へと移転されたとの事です。現在では、高い建物や、静清バイパスに
遮られているため、海から境内に生えている松の木を見るのは難しいと思います。
本殿の隣には、慈母弁財天社という祠も祀られていました。宗像神社と改称したのが
明治元年。それ以前は、宗像弁才天と呼ばれていたそうなので、その頃の名残りでしょうか。
また祠の横には柵に囲まれた池もあり、すぐ後ろにはJR東海道線が走っています。
拝殿前から駐車場の方へと向かう途中、大祓人形特殊神事湯立の儀式場なる場所もあります。
この祠は、7月31日に行われるという大祭の湯立式にて、大釜を火にかけるため竈になるのでしょうか?
いっぷう変わった珍名所も、調べてみると、様々な謂れや伝説があるものです。
その不思議な名称が、その地を訪れる切っ掛けにもなるのですから面白いですね。
興津宗像神社 住所:静岡市清水区興津中町554 TEL:054-369-0649
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