【宗像神社】清水区興津の珍名所【女体の森】

公開日 : 2019年09月29日
最終更新 :
筆者 : わや猫

みなさん、こんにちは。静岡・富士特派員の、わや猫です。

見知らぬ土地へ行って、なんと読めば良いのか分からない地名や

いっぷう変わった地名に遭遇したことなどは、ありませんか?

静岡県にも、金玉落としの谷なる場所が、菊川市は横地城跡にあるのですが

今回ご紹介する神社にもまた、変わった名称が付けられています。

その神社とは、静岡県清水区興津中町にある、女体の森 宗像神社。

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国道1号線 興津中町交差点から、西へ150mほど進むと、北側に鳥居のある道が現れます。

ここが宗像神社の参道なのですが、細い道にも関わらず、意外と交通量が多い印象です。

それもそのはず、神社のすぐ隣には、静岡市立清水興津小学校があり、さらに奥にも

静岡市立興津南こども園があるため、子供を送り迎えに訪れる車が頻繁に通るのです。

なので宗像神社へと訪れる際は、なるべく登下校時間を避けたほうが良いでしょう。

鳥居から、道を真っ直ぐ150m北へ進むと、正面に神社の入口があります。

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松林の間から、さらに2つの鳥居をくぐった先あるのが、宗像神社の拝殿です。

さて、なぜこの神社が、女体の森と呼ばれているのか?ですが

今よりも神社の規模が大きかったという昔。漁師たちが海へ出たさいに

境内に生えている大きな松の木を、灯台がわりの目印として使っており

祭神として祀られている、タキリビメ、イチキシマヒメ、タギツヒメの

宗像三女神にあやかって、いつしか女体の森とよび崇めるようになったそうです。

(境内の説明板には、奥津島比売命、狭依姫命、多岐津比売命と記載されています)

こちらが、拝殿の裏にある本殿。

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昔は、もっと海の近くに構えていたそうですが、高波の被害を受けたことから

今の位置へと移転されたとの事です。現在では、高い建物や、静清バイパスに

遮られているため、海から境内に生えている松の木を見るのは難しいと思います。

本殿の隣には、慈母弁財天社という祠も祀られていました。宗像神社と改称したのが

明治元年。それ以前は、宗像弁才天と呼ばれていたそうなので、その頃の名残りでしょうか。

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また祠の横には柵に囲まれた池もあり、すぐ後ろにはJR東海道線が走っています。

拝殿前から駐車場の方へと向かう途中、大祓人形特殊神事湯立の儀式場なる場所もあります。

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この祠は、7月31日に行われるという大祭の湯立式にて、大釜を火にかけるため竈になるのでしょうか?

いっぷう変わった珍名所も、調べてみると、様々な謂れや伝説があるものです。

その不思議な名称が、その地を訪れる切っ掛けにもなるのですから面白いですね。

興津宗像神社 住所:静岡市清水区興津中町554  TEL:054-369-0649

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