ドイツから、北のベネチア、ベルギーのブリュージュへ1泊2日の鉄道の旅 (2)
さて、ドイツのアーヘンからは、電車で3時間ほどでベルギーのブリュージュに到着します。ブリュージュは、なんと3つも世界遺産がある魅力あふれる土地です。そんなブリュージュの魅力を、4つの切り口に分けて今回はご紹介します。
1.ブリュージュの魅力(1)街歩き
町全体が世界遺産のブリュージュ。あまりにもキレイなので、夜も昼も、歩きまわるだけで本当に楽しいです。下の写真は、ブリュージュで一番有名な写真スポット。場所は下の地図から確認できます。
この風景の中に見えるのが、ブリュージュのもう一つの世界遺産。鐘楼です。今回はこちらには上りませんでしたが、こちらも夜も昼もとてもキレイです。
この鐘楼のある広場の街に立ち並ぶ家屋も、カラフルでとても可愛らしいです。
第三の世界遺産、ペギン修道会の周りには白鳥が沢山いる湖の美しい教会があります。ここも世界遺産の街並みの中。
夜も昼も景色を楽しみたいから、ブリュージュに行かれる際には現地に夕方入りして少なくとも一泊されることをお勧めします。寝ても覚めてもきれいな街に、感動しますよ!
2.ブリュージュの魅力(2)運河クルーズ
私たちは、平日に観光に行きましたが、それでもどこの船乗り場もいつも満員で船が出発するほどの人気っぷりです。値段はどこも8€で大差ないようでした。基本はフランス語かオランダ語の解説ですが、希望者がいれば英語でも説明してくれます。北のベネチアと呼ばれるブリュージュに来たからには、ぜひクルーズしたいところです。船乗り場は町中至る所にあるので、好きなところから乗ることができます。所要時間は30分程。
私たちは、上写真のように市庁舎の裏口にある乗り場から船に乗りましたが、この裏手もなかなか風情溢れるところです。この正面には古くからの魚市場があります。
3.ブリュージュの魅力(3)聖血礼拝堂と市庁舎、公文書館
ブリュージュの市庁舎の傍には、聖血礼拝堂という教会があります。ここには、キリストの血が祀られているとかで、とても神聖な教会です。中の装飾がとても立派ですごいのですが、キリスト教徒の方にとっては特別な場所なようなので、くれぐれも感動の声を漏らさぬように、静かに観光してくださいね。
近くにある市庁舎と公文書館も、4€で見学することができます。市庁舎の会議室はとても立派なので一見の価値ありです。
市庁舎も公文書館もそんなに分量はないので、さくっと気軽に観光することができます。
4.ブリュージュの魅力(4)美味しいご飯、スイーツ
ベルギーと言えばムール貝のワイン蒸しとフライドポテトですが、ムール貝はヨーロッパでは1キロ3€しないくらいの破格で売られていることもあるし、ワインもとても安いものがあるので、レストランで20€以上もかけて食べるのはどうかなあと個人的には思います。もちろんワイン蒸しは名物だし、美味しいから楽しみたければそれでよいんだけど、今回は別の名物をいくつかご紹介します。
ブリュージュでもう一つ名物なのは、ハトやウサギ肉を使ったジビエ料理。見た目は大胆だけれども、味はとても繊細で美味しいです。フランスの食文化の影響を強く受けている印象です。
ワーテルゾーイ(オランダ語名)という名のチキンスープもとても美味しい。鳥のクリームシチューみたいな名物料理で、最初は魚で作られていたようです。今でも魚と鶏の両方のスープがあるお店もあります。それから、チコリ(小さな白菜のような野菜)もベルギー産のものが美味しくて有名で、レストランではグラタンのメニューをよく見かけます。ほんのり苦みがありますが、トロっとしてこちらもとても美味しい。
魚市場のあるブリュージュでは、魚料理も色々と有名です。
ベルギーと言えばワッフル。小腹が空いたらサクッと立ち寄って買うことができます。焼きたてのものを販売してくれるから、こちらも熱々でとても美味しい。
最後に、ベルギーと言えばチョコレート。ここブリュージュには日本人に大人気の家族経営の美味しいチョコレート屋さんがあります。外国のチョコレートなのに、嫌なにおいがすることもなく甘さもちょうど良くてとても美味しいです。日本人と知るとお店の人は歓迎してくれます。
そんな有名なチョコレート屋さん「Dumon(デュモン)」の場所はこちら。
ベルギーはドイツに比べて飲食代が高いですが、その分味のレベルも高いです。ランチに入ったお店がリサーチ不足で、観光地ど真ん中にあるお店に適当に入ったら、グーグルマップの評価が2程しかなく、焦りましたが、それでもドイツから来た私たちにとっては十分に美味しすぎるレベルでした。ただ、やはりお値段もするので、せっかくお金を使うなら事前にしっかりリサーチして美味しいところに狙いを定めていくことをお勧めします。
たくさんの魅力あふれるベルギー、ブリュージュの街。私がこれまでドイツから色々とヨーロッパ諸国を旅してきた中でも有数の完成された観光地だと思います。周辺国を観光する際にはぜひ旅程に入れてみてはいかがでしょうか。
※情報はすべて2017年10月末時点のものです。
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