ドイツ人憧れのリゾート、ボーデン湖へ行こう
ドイツ、スイス、オーストリアの3か国にまたがるボーデン湖(Bodensee)は、内陸国家の人々にとってあこがれのリゾートです。ボーデン湖に位置する代表的なドイツの都市名は、コンスタンツ(Konstanz)といいます。このコンスタンツ、私の住む町フライブルクと同じバーテンヴュルテンブルク州に所属しているので、フライブルクからは日帰りで足を延ばすことができます。フライブルクを訪れた際に、日程的余裕があればぜひドイツ人憧れのリゾート地まで、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
1.オススメの行き方
フライブルクからコンスタンツに行くには、格安バスと電車の二通りの行き方がありますが、人数が多いほど(5人以内)、電車での旅が安くなりオススメです。多少時間はかかる上に乗り換えが3回ほど必要となりますが、ゆっくりと車窓から牛や羊たちが放牧されている農地や、シュバルツバルト(黒い森)の様子、田舎町の可愛いキルヒェ(小さな教会)や一面のトウモロコシ畑を眺めながらの旅は、なかなか楽しいものです。
ドイツには、州ごとの乗り放題チケットがあり、今回オススメしたいのは「Baden-Württemberg-Ticket(バーテンヴュルテンブルク州の乗り放題チケット)」です。簡単に概要を説明すると、人数5名まで、州内どころかお隣スイスのバーゼルまで電車が載り放題になります。時間は、平日は朝9時から夜中の3時までと、あまりに朝早い出発には向いていませんが、土日は時間無制限です。旅行者が全員27歳以下なら、さらに値段を安くすることができます。今回、私は夫との二人旅で、かかった交通費は計28€のみ、でした。
バーテンヴュルテンブルク州の乗り放題チケットに関しては、こちらのページから詳細を知ることができます。(ドイツ鉄道のホームページ、ドイツ語)ドイツ語が読めない方でも、左下の方にある"Flyer"をダウンロードして、グーグル翻訳を駆使して読めば(日本語よりも英語訳の方が間違いがないと思います)多少読みやすいかと思います。私たちも最初はそうやって情報を掴みました。
もちろん、事前にドイチュバーン、ドイツ鉄道のスマートフォンアプリをダウンロードしておけば、当日はアプリに保存されたQRコードを提示するだけで良いので楽々です。
電車は、フライブルク中央駅(FreiburgHbf)からティティゼーノイシュタット駅(Titisee-neustadt)で乗り換えて、ドナウエッシンゲン(Donaueschingen、ドナウ川の源泉です)でさらに乗り換え、計2回乗り換えがありますが、両乗り換え駅ともにそんなに広くないので難しくはないです。ただ、ヨーロッパでの電車の旅では、事前に表示されているホーム番号と直前に実際に電車が到着するホームが変更になったりしやすいので、乗る前に必ず掲示板の表示を確認するように注意してくださいね。
2.コンスタンツはこんなところ!
コンスタンツ駅に着くと、まずその駅舎が風情溢れていてビックリします。
駅の下を横切って、さっそく湖の方面に進んで行くと、この街の象徴として有名な像が見えてきます。この像、ゆっくりなので気づきにくいですが、回転しているのでもし最初に見たとき背を向けていたら、ちょっと待って、シャッターチャンスを伺ってみてくださいね。インペリア像、という名の像で、大きな娼婦が両手にローマ皇帝と法王を載せています。当時のキリスト教会の腐敗を象徴した像だそうです。
桟橋から見える景色はとても湖とは思えず、まるで海岸リゾートのよう。
少し街中に進んで行くと、目の前に噴水が見えてきます。うさぎのような魚のような変な動物がいる噴水も、コンスタンツ名物のようですよ。
こちらは大聖堂。大きさはちょっと小さめな印象です。
街中をぐるぐる歩いていると、すぐにスイスとの国境にたどり着くのも面白い点です。(ここからコンスタンツではなくてスイスだと、小さな看板があるだけですが。)
3.湖を眺めながら美味しい料理に舌鼓
コンスタンツで、安くご飯を済ませようと思ったら、駅前のレストランはかなり安いですし、マックなどのファーストフードもあります。ただ、せっかく湖のほとりのリゾートに来たのだから、湖沿いで、ちょっと優雅なランチをしてみませんか?湖沿いとなると、値段が一気に跳ね上がってしまうのですが、それでも雰囲気は最高です。そして、味もかなり美味しい。たまたま入ったレストランが、ドイツで外食したとは思えない味だったので、最後にご紹介しておきます。
「Restaurant Hafenmeisterei」は、湖のほとりにある、ピザの美味しいレストランでしたが、値段が高いという口コミもちらほら。。湖のほとりにはレストランが所狭しと立ち並んでいるので、メニューをよく見て決めるのが良いかも知れません。
次回は、コンスタンツからすぐに行ける、ボーデン湖に浮かぶ花の島、マイナウ島についてご紹介します!
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。