次世代型の地球に優しい街づくりを徹底した街Vauban

公開日 : 2017年05月25日
最終更新 :
筆者 : ブン

第二回目の記事(こちら)で私の住むドイツのフライブルク市に関して、その街づくりの特色を紹介しました。フライブルク市は、街の中心部だけでなく、郊外地域でも地球に優しい次世代型の街づくりを推進しています。その典型が、「Vauban(ブボーン)」という地域です。カタカナでは、「ヴォウバン」と書かれることもあるようですが、実際の発音は「ブボーン」という音に近いので、この記事ではそのように表記させて頂きます。

1.Vaubanへの行き方

Vauban(ブボーン)という名前の読みはフランス語読みです。というのも、この地域は1992年までフランスの軍事施設のある土地でした。その施設が解体され、ドイツのフライブルク市が土地を購入しました。市は、その土地を5,000人規模の郊外地域として発展させる決議をします。その際に、もともと木々の生い茂っていたこの地域には、「緑の郊外地域」として開発する方針が取られました。

2.車を排除した街づくり

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3.エネルギー効率を重視したあVaubanの住宅

環境に配慮した街づくりを住人主導で行ってきたVauban(ブボーン)。住宅のデザインに関しては、街の中心部よりも比較的自由なものが多いですが、エネルギー効率関する規制がたくさんあり、数々の工夫が施されています。Vauban(ブボーン)の住宅は、多くが「Passiv house(パッシブハウス)」というものです。これは、その名の通りエネルギーに対して受動的、つまりあまりエネルギーを使わないで済むような設計になっている家のことです。例えば、三重サッシで冬は暖房をあまり利用しなくて良い設計に、夏は家の外側についているブラインドで家が涼しくなるように、工夫が施されています。

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フライブルクに来られた際には、Vauban(ブボーン)にもぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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