フランクフルトで秋のお祭り、Herbst in der Stadt開催

公開日 : 2020年10月22日
最終更新 :
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コロナ禍になってからというもの、大規模なイベントへの制限などもありなかなか難しいドイツ。

ここフランクフルトでも多くのイベントがキャンセルとなってきましたが、そんな中イベントを中止することなく開催実行しているイベントがあります。

それが今回の記事で紹介する「Herbst in der Stadt」です。

注意:新型コロナウイルスの事態が収束したらぜひ訪れてほしいスポットを紹介させていただいています。この記事では現在のフランクフルトの様子をお伝えしたくて書いています。皆さまの次回のフランクフルト旅行の参考になれば幸いです。

■フランクフルトは秋がテーマのイベント、Herbst in der Stadtが開催中

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フランクフルト市内数カ所で開催されている秋がテーマのお祭り、Herbst in der Stadtが現在も絶賛開催中。

フランクフルトでは通常は様々なイベントがあり、食べ物を出す屋台や移動遊園地的にちょっとしたアトラクションを設置したようなお祭りがよく開催されています。

2020年はコロナの影響で多くのイベントがキャンセルされたフランクフルト。今回のイベントは開催の前提で前もって準備を進めていた矢先、フランクフルトのコロナ感染状況が悪化。その為新たな衛生措置や対策を練り直し予定より1日遅れで開催となりました。

開催場所は、フランクフルトの中心部で複数箇所。

・レーマー広場(Römerberg)

・ロスマルクト(Roßmarkt)

・ハウプトヴァッヘ(Hauptwache)

・フレスガス通り(Freßgass)

・オペラ広場(Opernplatz)

の5箇所となっています。

筆者は先日そのうちの1つ、レーマー広場を通りがかったのでその様子を紹介したいと思います。

■Herbst in der Stadtはクリスマスマーケットの予行演習も兼ねたイベント

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コロナ禍・感染者拡大が懸念されている時期に開催を決行したことでフランクフルトの人々の間では賛否両論なのですが、開催した理由のうち重要とも言えるポイントが。それは来月11月に開催予定とされている、フランクフルトのクリスマスマーケットの予行演習的なものも兼ねているという点です。

レーマー広場の会場をよく見てみると、ドイツで1番の高さを誇るクリスマスツリー(ドルトムントが有名ですが、ツリー1本での高さでいうとフランクフルト)や大きなメリーゴーランドなどのクリスマスマーケットならではのものは置いていないものの、屋台やアトラクションはほぼクリスマスマーケットで見るようなものが揃っています。

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イベント会場へ行ってみると、クリスマスマーケットの予行演習としてコロナ対策としての衛生措置の工夫が色々なところ見られます。以前こちらの記事でその様子をレポートしましたが今回のイベントは屋外、またイベントスペースや規模も前のイベントよりはるかに大きいです。気づいた点をいくつか紹介します。

■イベントの様子、コロナ対策・衛生措置の具体的なポイント

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イベントは入場無料ですが、会場は仕切りのようなもので囲われていて誰でもいきなりは入れないようになっています。ソーシャルディスタンスを守る旨を呼びかける注意書きもあちこちに。そして入り口にはドアマン的に係員が待機。見かけはかなり違いますが、イメージでいうとナイトクラブのような感じ。

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まずルールとしてはマスク着用は必須。イベントに来たけどマスクを忘れてしまった!という人も想定しているのでしょう、入り口すぐ手前にマスクや除菌ジェルがカプセルに入った小型販売機(カプセルトイ・ガチャ)が置かれています。

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入り口では紙を渡され、入場者の連絡先などを書くように言われます。ペンはもちろん使い回しなので消毒が心配なところですが、すぐそこに手指消毒液のスタンドが設置してあるので安心。しかも手で押すタイプでなく足踏み式のスタンドなので手を触れることもなく消毒できます。気になる人は自分のペンを持っていくと良いでしょう。

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記入した紙はすぐ渡すかと思いきや、そのまま会場を出るまで持っておくように言われました。また、ホットワインなどについてくるデポジットコインを思わせるような小さなコインを渡されました。これも会場の出口に行くまで持っておくべきもの。

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会場内は屋台やアトラクションが密集しておらず、クリスマスマーケットよりスペースが確保されているように感じました。店同士の距離を開ける事によってソーシャルディスタンスを保つ工夫になりますね。会場を出るときは入場時に記入した連絡先の紙とコインを出口にいるスタッフに渡して退場します。

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筆者がレーマー広場へ行った日はあいにく曇りで小雨の天気。さらに平日の日中ということもあってかイベント会場内にいた人はまばらでした。そんな中ひときわ目を引いたのがブランコのアトラクション。席が埋まることはなく、毎回数人程度が乗っている状態で動いていましたがレーマー広場を高い位置から見下ろしながら乗るブランコは楽しそうに見えました。

乗っている人はなかなか迫力あるスピードで飛ばられているようにも見えましたが...(笑)。1回3,50ユーロ。勇気のある方(?)はいかがでしょうか。

■さいごに

現在フランクフルトで開催されている秋のお祭り、Herbst in der Stadt。会場の様子から来月開催される(予定の)クリスマスマーケットがどのようになるかある程度想像ができました。今もなお感染状況が思わしくないのでどうなるか分かりませんが、このイベントが開催されたようにクリスマスマーケットも開催されることを願います。

■Herbst in der Stadt イベント情報

・開催場所: Römerberg、Roßmarkt、Hauptwache、Freßgass、Opernplatz

・開催期間:2020年11月7日まで、月曜〜土曜12時〜21時開催予定

筆者

フランクフルト特派員

ユウコフランクフルト

フランクフルト在住グラフィックデザイナー。ドイツ旅行やドイツ生活に役立つ情報を発信中。

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