いよいよホワイトアスパラの季節到来！
ドイツで「アスパラ」といえば「ホワイトアスパラ」。日本ではグリーンのアスパラの方が有名ですが、ドイツでは断然ホワイトアスパラの方が人気です。
毎年4月の中旬から出荷が始まるホワイトアスパラは、いうなれば「春の訪れを告げてくれる存在」。スーパーやマルクトに新鮮なホワイトアスパラが並ぶほか、車が走る道路沿いに販売用のスタンドが立つ姿もよく見かけます。
値段は1kg当たり3ユーロの物もあれば、高い物では10ユーロ越えをする高級品があったりと様々。スペインなど近隣から輸入されてくるものは比較的安いですが、人気なのはやはり国産のホワイトアスパラです。国産の値段の相場は1kg当たり7～8ユーロほど。
そんなホワイトアスパラの食べ方は実に様々。クリームスープ、サラダ、グラタンのほか、オムレツの具に入れることもあります。そして王道は、茹でたホワイトアスパラにホランデーソースをかける食べ方。付け合わせとしてジャガイモやハムが添えられることが多いです。
ちなみにホワイトアスパラはドイツ語で「シュパーゲル」と言います。ドイツ中央部のニーダ―ザクセン州には、ホワイトアスパラの産地を巡る全長750kmにも及ぶ「シュパーゲル街道」というユニークな街道があります。産地を巡りながら地物のホワイトアスパラを食べるなんてグルメな旅も楽しそうですね。
ホワイトアスパラのシーズンは6月24日までなので、この時期にドイツへ来られるみなさんは期間限定の旬の味覚をぜひ味わってみてください。「日本でもホワイトアスパラを味わいたい！」という方は、スーパーでインスタントスープをお土産に買うのもおすすめですよ。
All Photos & Text: Asami Severini
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