コバルトブルーに包まれるSt.Stephan教会/シャガール画が見られます!

公開日 : 2014年04月23日
最終更新 :

フラに住み始めて6年以上たった今、今更ながら隣町Mainzにある

St.Stephan教会のシャガールによるステンドグラスを見に行ってきました。

フランクフルトからマインツへは中央駅からS8で直通、

またはS1のMainz Kastel駅で降り、そこからバス6で行くことができます。

賞味40分あれば十分につきます。

マインツといえば、旧市街地にあるDomが有名ですが、

そこから10分弱歩いた高台にあるSt.Stephan教会には、

なんとあのシャガールのステンドグラスがあります。

しかしながらなぜこのドイツにシャガール。。。

といぶかしく思われる方も多々いらっしゃると思います。私もその一人。

そもそもこの教会自体は1300年頃建てられましたが、

第2次世界大戦でフランクフルトと同様ここも大きな被害を受け、

1970年前後に立て直されたものです。

その後ロシア系ユダヤ人であるシャガール(フランス在住)が、

当時文通を行っていた教会関係者からの依頼により、

「ドイツ系ユダヤ人の和解への貢献」として実現したもののようです。

シャガール本人は一度たりともこのマインツには訪れていないものの、

今でも名誉市民として崇められています。

教会は旧市街地から延びる小さな坂道を登った左手にあります。

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では中に入ってみましょう。

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中に入ってまず驚くのが、「青い光に包まれている」ということです。

ステンドグラスのコバルトブルーを通し、教会内に何とも厳かで神秘的な光が

満ちています。

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こちらが正面のグラス。旧約聖書についてのステンドグラスです。

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今日はたまたま司祭の方が、このステンドグラスの歴史について説明されていました。

何でも、正面と、向かって右側にかかっているグラス以外は、

シャガールのお弟子さんによるものとの事です。

言われてみれば違うような違わないような。。。

でも正面にはめられたものは、まさにシャガール色!

お布施の代わりに、このはがきを何枚か購入させていただきました。

正面に向かって右側にある扉から中庭に出てください。

小さいながらも綺麗に整えられ、先ほどのブルーの世界から、

一気にもゆるグリーンの世界に引き込まれます。

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ヨーロッパに住むようになってさまざまな教会を見てきましたが、

今回のように慎ましくも厳かでいて、そして優しい気持ちに浸れる教会は初めてです。

ケルンの派手なものも良いですが、何気にお勧めなフランクフルト近郊、

きらりと輝く見所のひとつです。

St.Stephan Church/ Kleine Weißgasse 12, 55116 Mainz

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