要マスター、オランダでの交通機関の切符の買い方!

公開日 : 2015年09月06日
最終更新 :

海外旅行をされる時はもちろん車は持って行けない為、、交通機関を利用することになりますね。そのチケットを買うのが意外と面倒プラス難しいため、ちょっとドキドキする方も多いのではないでしょうか?様々な旅行本を読んでもちょっと分かりにくい場合がほとんどです。

そこで今回はオランダでの交通機関のチケット購入について、写真を使ってご紹介します。

オランダでは最近、交通機関を利用の際はOV-chipkaart(オーベーチップカード)の呼ばれるチケットを準備しなくてはいけなくなりました。これは事前に決まった額をカードに中に入れておいて、改札口やバスに乗る際に専用の機械にスキャンするという、最近日本でも使用されているものです。利用するたびに残額が減っていくため、残額がなくなればまた入金する必要があります。オランダでは以前まで紙状のチケットを買うことができましたが、すべての駅に改札口があるとは限らず、しかも車掌さんもいつもチケット検査には来ない(来ない確率の方が多い気がします。何やってるんだろう・・・)ため、無銭乗車が多発し、たまたま車掌さんが検査の際に無銭乗客を見つけた場合、無銭乗客が逆切れするという、一休さんもびっくりするようなトンチンカンなことが多発したためです。

このカード、オランダ国内の電車、トラム、バスというすべての交通機関で一律に利用できます。よってこれを買っておけば利用する交通機関が異なってもわざわざ毎回切符を購入する必要はありません。これは簡単っ!

またこのカード、色々種類があるのですが旅行者に適したものをご紹介しますね!それはある程度の金額を入金して利用するというOV-Chipkaart !

その前に、オランダの電車は一等クラスと二等クラスがあり、一等クラスの座席は多少綺麗ですが、値段が1,5倍し、しかもこの値段の差を埋めるくらいの魅力が全くないため、ほとんどの人は二等クラスに乗車します。どの車両が一等、二等クラスかは車両の外側に数字が記載されているのですぐ分かります。また車両の中でも<1>や<2>と表示されており、一等席はたいていの場合、赤色の椅子、二等席は青色の椅子となっております。

ここでも二等クラスに乗車することを想定してご説明いたします。

まず駅構内でこの機械を探します。

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これがチケットを買う機械!アムステルダム、スキポール空港なら到着ターミナルにいくつも設置されていますので大丈夫!電車の線路が空港の地下を通っているのですがその地下へ行くエスカレーターの近くに設置されています。画面はこんな感じ!

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ちなみに画面はすべてタッチスクリーンです。ここで<Kopen OV-Chipkaart(OV-Chipkaartを買う)>を選択します。すると次のこの画面へ行きます。

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(英語選択はタッチスクリーンにて行うことが出来ます。)

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ここで大人の方は<Buy an OV-Chipkaart>を選択します。お子さん(4~11歳)の場合は<OV-chipkaart with Rail Runner>をクリックします。3歳以下のお子さんは無料です。詳しくはここに表示しております。

http://www.ns.nl/en/travellers/arrange-and-buy/tickets-and-passes/ticket-and-pass-types

<buy an OV-chipkaart>をクリックすると次にこの画面へ。

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この場面で自分がこのカードにいくらの金額を入れたいかを選択します。(クレジットカード支払い。)ここで注意!!実はトラム、バスは残高が表示されている最低金額の4ユーロであっても乗車できますが電車は別!!もし電車を利用されたい方は最低金額20ユーロが残高として入っていなければ乗車できません!このことは利用している最中であっても注意してください。もし旅行中、いつでも安心して利用したいと思われる方は最高金額の100ユーロを選択するか、もしくは<How much balance do I need ? >を選択してもらうと、自分の行きたい場所に行くための金額をチェックすることが出来ます。

このホームページでも出発駅と行き先の駅、時間帯を記入すると事前に切符の値段を知ることが出来ます。→http://9292.nl/en

しかもこのカードは5年間有効。もし旅行の終了時に残高が残っている場合は駅カウンターにて手数料2ユーロ50セントを支払えばその手数料を差し引いた残額を返金してもらうことが出来ますのでご安心ください。

そして適当に100ユーロ選択した場合、次の画面はこうなります。

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これは支払い方法です。<Maestro>とは日本で言うオランダのデビットカードのようなもの。旅行者の方はビザカードかマスターカードでの支払いが可能です。(JCBカードは利用不可)入金する金額より8ユーロ値段が高いのは、カード自体の値段(7ユーロ50セント) プラスクレジットカードの手数料です。

この機械の右側にこのように水道の蛇口のようなところがあります。

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このすぐ下の奥の方にクレジットカードの差込口がありますのでそこにカードを差し込み、暗証番号を入力して支払い終了です。お支払い後、カードが機械から出てきます。

また<もうOV-chipkaartは持っているが、残高がなくなってきたので入金したい>という場合は、上に示した写真(水道の蛇口のような写真)の右下にカードの絵が書いた場所があるのが見えるでしょうか?そこにカードを少しの間置いておくと機械の画面が変わって金額を選択する場面にすぐ変わります。

そしてこれが電車に乗る際にカードをスキャンさせる機械。

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電車に乗る際はこのように色んなところに突っ立っていますが、バスやトラムの場合は乗車口、降車口に設置されています。どの交通機関利用の際も必ず乗車の際、降車の際の2回スキャンさせてください!降車の際にスキャンするのを忘れるとNS鉄道から20ユーロをカードの残高から引き落とされます。というのは、オランダの一番北から一番南の場所に電車で行く片道が20ユーロのため、どこで降りたか分からない(降車の際のスキャンを忘れた)場合は、<じゃとりあえず20ユーロもらっておくぜっ!>との意図のようです。

以上です!もし個人的に分かりにくいところやご質問があればいつでもコメントからご遠慮なくお聞きくださいね!

Een goede reis !!(お気をつけてご旅行をお楽しみください!)

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