11月のお楽しみ~St.Martinパレードを見よう~

公開日 : 2017年10月30日
最終更新 :
筆者 : もちむさ

こんにちは。今回ドイツ・デュッセルドルフからもちむさがお送りするのは11月のお楽しみイベントSt.Martinパレードについてです。

St.Martin(ザンクトマーティン)は11月11日のザンクトマーティンの日Martinstagというドイツのお祭りです。このSt.Martinとはローマ兵士から聖人になったマーティンさんの名前からきているのですが、このマーティンさんが遠征中に寒さで凍える物乞いに自分のマントを切って与えたという伝説から、マーティンさんの命日をザンクトマーティンの日としてお祝いします。

また、マントを切って与えたことから、この日は「人に何かを分け与える、人と分け合う」こととして、子供たちはお祭りの象徴「ランタン」を持ってお店やおうちを訪ね歩き、そこでザンクトマーティンの歌を歌うとお菓子をもらえます。

なんだか少しハロウィンにも似ていますね。

このザンクトマーティンのお祝いは各地域で行われるんですが、、デュッセルドルフでも前回ご紹介したAltstadt(旧市街)で行われます。

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デュッセルドルフのパレードは旧市街の市庁舎前のMarktplatz(マルクトプラッツ)付近を回ります。

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夕方17:00ごろからスタートし、ザンクトマーティンさんに扮したマントを着た人や、中世の格好をした大人や子供がおよそ一時間ほどかけて旧市街を巡ります。

この松明、なんと本物の火なんですよ!

子供が手にしているにも関わらず、本物の松明!近くで見ると迫力あります。

また、聖人マーティンさんは白馬に乗っているんですが、この白馬もなかなかかっこよくて、やっぱり素敵です。

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冒頭の写真、市庁舎前の広場もこの日はこんなにたくさんの見物客でごった返します。

ヨーロッパのベストシーズン夏を過ぎ、日も短くなったこの時期、ザンクトマーティンは地元の人たちにとってとても楽しいイベントなんです。

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そうして旧市街を巡ったパレードはライン川沿いの観覧車付近まで。あっという間の一時間です。

このパレード終点付近には、Gluehwein(グリューワイン)というドイツのホットワインの屋台もあるので、パレードの後にはそちらであったまるのもオススメです。

アルコールが飲めない方にはノンアルコールのグリューワインKinderpunsch(キンダープンシュ)もありますよ。

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お子さんがいる方は、スーパーなどで売られているランタンや手作りのランタンや提灯を手にパレードに混ざってみるとさらに楽しめます。

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今年は11月10日17:00にAltstadt内Stiftplatzからスタートします。

この時期にいらっしゃる方はぜひ一度ザンクトマーティンのパレードを見てみては。

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