知っておくとインド通?!インド人には定番のスパイス3選
カテゴリー:ショッピング・雑貨・お土産 / レストラン・料理・食材 投稿日:2016年10月20日
けさ日経新聞のニュースサイトで、「NTTタウンページの電話帳の登録件数をみると、『インド料理店』は2007年の302件から14年には1773件と約6倍に急増」という記事を読みました。日本でインドカレーが広く受け入れられていることのあらわれですね(↓街中の食堂での定食)。
インドカレーに欠かせないスパイスについても、その名前くらいは聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。定番といえば、ガラムマサラ、クミン、ターメリック、チリあたり。おみやげとしても人気です(↓オールドデリーのスパイス通り)。
一方、外国人にはあまり知られていませんが、インド人がよく使うスパイスもいろいろあり、3つ紹介してみたいと思います。
1.キッチンキング(kitchen king)
まずは、キッチンキング。スパイスがミックスされたものです。広い意味では、ガラムマサラの一種とする人もいるようです。ガラムマサラは調理の最後に風味付けのために加えるのに対し、キッチンキングは味付けのために調理の初めや途中に加えます。和食の「だしの素」や中華の「チキンスープの素」のようなもの。「物足りない」と思うときに、キッチンキングを入れると、味が引き締まる気がします。とても便利なスパイスです。
2.ヒーング(hing)
二つ目は、ヒーング。アサフォエティダ(Asafoetida)というセリ科の植物です。いかにも辛そうなパッケージで売られていますが、辛みづけのためのものではなく、隠し味をつけるために使うものです。ほんのひとつまみで十分です。生のままだと臭いです。このヒーングは、消化を助ける、毒素を排出する、体を温める、などの効能もあるようで、重い豆料理にはよく使われます。料理に入れるだけではなく、お腹を壊したときに、粉を水で溶いて、お腹の上から塗るという使い方もするそうです(臭いに気持ち悪くなりそう・・・)。
3.チャートマサラ(chaat masala)
最後に紹介するのは、チャートマサラ。料理の過程で使うことは少なく、トマトやきゅうりなどの生野菜や焼きとうもろこしを食べるときにかけたり、ジュースに加えたりして使います。サラダを作って、レモン汁・塩・チャートマサラを混ぜてかければ、あっという間にインド風になります。
この三つは、私はインドに来て初めて知ったスパイス類ですが、スーパーや商店では必ず売っているインド人にとっては大定番の商品です。売り場で見つけたらぜひ試してみてください(↓インド人マダムのスパイスボックス)。