インド式英語の発音を知る~「r」~

公開日 : 2016年09月25日
最終更新 :
筆者 : nok

インドといえば英語が通じる、というのは、一面ではそうかもしれません。旅行者がいくような観光地では、チケットの予約や食事のオーダー、タクシーやオートリキシャの交渉などは、だいたい英語で通じるものです。しかし、インドの公用語はヒンディー語。少し勉強していくだけでも、ぐっと旅行がしやすくなります。もちろん、旅行のために言語を学ぶのは大変です。そこで、おすすめしたいのが、ぜひヒンディー語の発音の基本だけでも押さえておくこと。英語で会話していても、「ヒンディー語風の発音」で話せば、ぐんと通じるようになります(↓本格的にヒンディー語を勉強する人用の辞書)。

zisyo.jpg

最初に覚えておくと便利なのが、「r」の発音。インドでは、「r」を必ず「ル」と発音します。これがインド英語の特徴にもなっています。例えば「super market」。日本人は「r」を音引きで発音するので、「スーパーマーケット」となります。しかし、インド人は「スーパル・マルケット」。日本風に「スーパーマーケット」と言っても通じないこともあります。ガイドブックや地図によっては、この基本を押さえていないので、誤った地名の発音表記がされているケースが多々あります。例えばインターネットの地図で、デリーの地名を見てみると、「サロジニ・ナガー(Sarojini Nagar)」「サフダージャン(Safdarjang)」「ガードワーラー・ロード(Gurdwala Road)」など・・・。正確には、「サロジニ・ナガル」「サフダルジャン」「グルドワーラー・ロード」と発音します(↓waterは「ウォータル」。ヒンディー語では「パーニー」)。

mizu.jpg

おそらく、日本語表記を作った人が英語風の発音に引きずられ、「Gurdwala」を「ガードワーラー」などとしたのでしょう。しかし、この通りに発音しても、インドではほとんど通じることはありません。「r」は「ル」。この基本を押さえると、「公園」は「パーク」ではなく「パルク」、「バザー」は「バザール」、「鳥」は「バルド」となりますね。そう、それでインドではすっきりと通じるんです! ぜひ試してみてください!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。