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デリーの車両規制、4月に第二弾実施へ。大気汚染軽減効果は・・・?

カテゴリー:お知らせ / 交通・鉄道・航空 投稿日:2016年2月12日

以前、1月1日から15日間、大気汚染対策として、デリー市内で「日中は2日に1度しか車に乗ってはならない(日曜を除く)」という規制が行われる、という記事を書きました→こちら



デリー市当局によると、この規制が「好評」だったということで、同様の規制が4月15日からの半月間、再度、実施されることになりました。前回同様、「女性の運転する車」「緊急車両(救急車や消防車など)」「タクシーなどの営業車両(ナンバープレートの色が黄色)」「二輪車」などは規制の対象外になりそうです。

この方針は昨日(2/11)の会見で発表され、けさの新聞は各紙、大きく報じているのですが、「意見を寄せたデリー市民8割が、この規制を再度行うべきと考えている」「また6割は、この規制を今後ずっと続けてほしいと考えている」というように、『市民に好評だった』ことをPRする市当局の発表内容を伝えるものが大半。車の数が減ることで、「渋滞が緩和された」と感じた市民が多かったようです。

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肝心の大気の汚染度合いがどうなったかは、申し訳程度に小さく報じられているのみ。インドの環境森林省の独立機関である中央公害管理委員会(CPCB)の分析によると、「PM2.5の排出は、最大3~4%の低下としかならなかった。中には、規制期間外よりも数値が高かったところさえあった」というのです。CPCBのウェブサイトでレポートの原文を見てみると、「車両規制ルールよりも、強風などの気象条件が大気汚染に大きく影響する」「車両規制ルールだけでは、大気汚染を実質的に改良するものとはならなかった」と結論づけられていました。

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車両規制を実施しているのはデリー市当局で、CPCBは国の関係機関なので、別組織にはなるのですが、「効果がない」と言われようと、そんな批判はどこ吹く風。会見では、当初の目的だった大気汚染の軽減効果がどうだったかにはほとんど触れず、「続けてほしい」という市民の声を全面に押し出し、「またやります!そのうち、永遠にやります!!」と堂々と宣言するデリー市当局、さすがインドの地方自治体、という気がします。次回4月の15日間では大気汚染の数値が劇的に改善するのでしょうか???その頃は、ほぼ正常の大気状態になっていることが予想されますが・・・。



1月の15日間のみでこの規制は終わると思っていた在デリーの日本人にとっては、正直、ありがた迷惑な話でもあります。今後ずっと続いていくとなると、「一般車両登録」としている今の車両を、規制の対象ではない「営業車両登録」に変えなくてはならなくなる、そうすると、税金などの諸経費が高くなる・・・など頭の痛い話になりそうです。

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