デリーで食べる各州の味・ご当地食堂めぐり⑤~ケーララ州~
青空に映える白亜の建物・・・と象。
リラックスした空気が流れます。今回は、インド南西部ケーララ州政府の食堂に行ってみました。食堂は、左奥の建物の1階です。
この日のランチメニューは6種類。南インドの定食・ミールス、鶏肉のビルヤーニー、鶏のロースト、魚のフライ、魚カレー、肉のフライ。ビルヤーニーは100ルピー(約180円)、他の5種類は50ルピー(約90円)。激安です。カウンターで先に払います。
いちばんのおすすめはビルヤーニー。鶏、卵、野菜のほか、カシューナッツやカルダモン、レーズンが入っていました。具だくさん!ドライフルーツ好きの私にはたまりません。左のラヒターというヨーグルトサラダにも漬けると、また独特の味。
食器の空いている部分には、テーブルごとに「どどーん」と置かれているいくつかのボウルから好みのスープや漬物、バターミルクを自分で入れます。
そしてこの食堂の目玉は、肉のフライ。なぜ目玉なのかというと、この肉、「牛肉」だからです。インドの州政府食堂がヒンドゥー教でタブーとされる牛肉を出すのか?!と、驚いたのですが、ケーララ州は、昔から牛肉を食べる文化があるそうです。それにこの肉は、水牛なので、問題ないそうです。ヒンドゥー至上主義団体から非難が殺到して、物議を醸したこともあったようですが、今は堂々と食べられます。が、味は「普通」。少しくさみが気になりました。
「わざわざインドで牛肉を食べなくても・・・」という人には、鶏のローストをおすすめ。私の知っている「ロースト」とは、だいぶ違う形で出てきますが、少し甘めのトマトソースが懐かしい味。やはりインドでは「鶏肉」が一番だな、と気づくのでした。
さて、定番のミールス。正直、あまりおすすめできない!右上のいもカレーはほくほくでおいしかったのですが、何といってもご飯がイマイチ。ビルヤーニーとは違う米を使っていて、パサパサなのでした(かといって「サラサラ」という感じではない)。インド人はみんな、カレーと混ぜておいしそうに食べているのですが、私は、どのカレーと一緒にあわせても無理だった・・・。とはいえ、お代わり自由の50ルピーなので、「しょうがないか」と思えますが。
これでやっと5州を制覇。食べ比べて違いを語れる自信はまったくありませんが、どんな料理が出てくるのかのワクワクはたまりません。次なる地域飯を求めて、今後も続きまーす。
Samrudhi
住所:Kerala House, 3 Jantar Mantar Road, Janpath, New Delhi
電話:+91-(0)11-3041-1411
営業時間:8時~10時、12時半~15時半、19時~21時45分
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