ハンピ→ゴアの夜行バス利用記「カレーはおいしいけど寝られない!」
「なるべくならもう乗りたくない」というのが、ハンピからゴア(パナジ)までの夜行バスを利用した感想です。インドで夜行列車は何度も乗ったことがあったのですが、夜行バスは初めて。ほとんど寝ることができず、ヘトヘトの状態で朝を迎えたのでした。
私が利用したのはオフシーズンの8月末。カルナータカ州道路交通公団(KSRTC)のエアコンなしバス1便しか運行がありませんでした。シーズン中は、民間バスも運行しています。
チケットは、ハンピバザールの旅行代理店で購入。チケット代700ルピー(約1300円)+手数料80ルピー(約150円)。どの店も同じような値段でした。調べてみると、KSRTCの公式サイトからも予約できるようです(http://ksrtc.in/)。
出発は午後7時。早めにバススタンドに着き、チャイを飲んでいると、ローカルバスの添乗員の女性が話しかけてきました。20歳の学生で、日中働き、夕方からハンピ隣のホスペットにある大学に通い、歴史を専攻しているとのこと。ホスペットでは、女性が働きながら学ぶというのは、一般的だと言っていました。驚き!
バスの寝台は、上下2段。シングルとダブルに分かれ、女性用、高齢者用などの設定もあります。これはダブル。一応、清潔なシーツが配られ、このぼろぼろのシートに直に寝るわけではありません。
シートはカーテンで仕切られ、列車に比べ、他の乗客に迷惑をかけることなく、乗り降りできる気はしました。が、このバス、トイレがついていないので、そうシートから動く機会もない・・・。ちなみにトイレ休憩は、3回ほどあります。
出発後、ホスペットのバスターミナルに寄り、その1時間半後の午後9時半頃に夕食休憩。チキンカレーを食べましたが、目の覚めるおいしさ。トマトたっぷり辛さ控えめ、とろとろでした。もちもちのチャパティでおかわりしました。
インド人の乗客も「これはウマイよ!」とお店の人に言っているほどでした。町の安食堂、侮るなかれ。
さて、なぜ寝ることができなかったか、というと、「揺れ」と「明るさ」のせい。ハンピからゴアへの道は、デコボコと信号が多いようで、とにかくしょっちゅう止まるのです。電車のように規則的な揺れだと気にならないのですが、なんとも不規則で急なものも多く、そのたびに起こされます。運転センスの問題でもあるのか?そして、「明るさ」。一応、窓側にもカーテンがありますが、町の中央部を通るたびに光が漏れ入ってきます。アイマスク持ってきたらよかったー!!
ということで、午前6時、ぼーっとした頭と重いからだを抱えてゴア州都パナジのバスターミナルに到着。人生、最初で最後の(?)インド夜行バスの旅を終えました。
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