インドで改名は一般的?!

公開日 : 2015年01月23日
最終更新 :
筆者 : nok

朝、インドの新聞を開くたびに気になっていた欄がありました。求人広告や不動産情報と同じ面にある「change of name」というコーナー。つまり、個人の「改名」を通知する広告です。

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一般人の古い名前と新しい名前がびっしりと載っています。それも名字ではなく、ファーストネームの変更を知らせるものが多いのです。MANJEETさんがGURPALさんという全く違う名前に変わったものもあれば、VINITAさんがVINEETAさんとなり、少しだけ変わったものもあります。

インドでは改名が当たり前なの?どうして一般人が新聞で宣伝するの?――と、疑問は尽きません。インド人の友人に聞いてみると、「全員が改名するわけではないが、珍しいことでもない」との答えでした。彼女によると、改名の理由として多いのは「占いで『変えたほうがいい』という結果になった」というもの。

でも、それだけではありません。なんと、住民登録する際に記入した名前のスペルを役所側が入力ミスしてしまった、というケースも多いのだとか。長年、親がつけようとした名前とは少し違う名前を使い続けなくてはならないという人もいるとのことでした。確かによく読むと、たまに「間違ったスペル登録されたままになっていましたが、この機会に直します」などと書かれています。

また、新聞に載せるのは、「法律で、改名する際には『新聞に載せなくてはならない』と決められているから」だそうです。役所の手続きで、この紙面が証拠として必要になるらしいのです。

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インド政府のホームページにも「改名」についての説明が詳しく載っていました。ちなみに、新聞広告には、「父親または夫の名前」と「住所」も盛り込まなくてはならない決まりです。

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個人情報保護に敏感な日本から来ると、大丈夫なのかな・・・と思ってしまいますが、ここは12億人が住むインド。我が存在を世に知らしめることのほうが重視されているのかもしれません。

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