デリーの誇るモダンなメトロ

公開日 : 2014年02月07日
最終更新 :
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日本の技術とODA(政府開発援助 Official Development Assistanceの略) が導入されてデリーのメトロは1998年から工事が始まりました。

つまり日本政府が発展途上国に対して金銭的に援助をしているのですね。

若い人に、デリーのメトロは日本の政府もこうして関わっているのだと話をしたら、

「小田(ODA)さんってリッチなんすね〜」

という返事があり絶句した経験があります。

そして2004〜5年にかけて中心部からオールドデリーまでの部分(これは地下部分で4㌔ほどの距離)と北部を東西に走る路線も開通しています。まだ工事中の路線もあり、市内はメトロというロゴ入りのカバーで被い、日夜工事に励んでいます。

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年々増す交通渋滞、そして大気汚染を考えるとメトロは時間の節約にもなり、嬉しい市民の足です。

日本との違いは、プラスチックの子どものゲームに使われそうなトークンという切符がわりのモノを購入することです。長期滞在者は100ルピーや200ルピーのプリペイドカードとか1日カード、3日カードを購入するといいでしょう。

画像のように、車両はとても奇麗で(新しいし?)駅もとても広くていたる所にエレベーター、エスカレーターがついています。これは足の不自由な人にとても親切!

改札口を通るときには、空港のような荷物&人間のセキュリティチェックがあります。これはインドのお約束ですから、モールであろうとホテルであろうとほぼ同じです。それだけテロ対策に神経質になっているということですね。

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また、女性専用の車両が日本のようにある時間帯だけではなく、常にあるということも嬉しいことです。母親と一緒なら男の子は女性専用の車両に同乗は認められています。夫も私と赴任当時、知らずに女性専用車両に乗ってしまいましたが、皆が快く「座らないならOKですよ〜」

と言ってくれました。

ただ乗り込む時の注意ですが、降りる人が全て降りてから乗るという常識は通用しません。我先に乗り込みましょう!

です。気の弱い人は中々乗り込めませんが。

順番を待つ事が苦手な国民のこと。私たちもどんどんマイペースで乗り込んでしまわないとここでは遠慮は禁物!

何事もゲーム感覚で楽しまないとストレスだけが残りそう。

DATA

Delhi Metro Rail Corporation Ltd.

www.delhimetrorail.com

ヘルプライン 2436--9912

2月のお題「メトロ」

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