頼りは自分自身

公開日 : 2013年07月27日
最終更新 :

私自身、一人旅を何回か経験しています。

でもインドとヨーロッパでのひとり旅は基本的には同じだと、私は思っています。

いえ、少なくとも昨年冬までは思っていました。ところが、実際はのんきに構えていられないんだなーと実感しています。

最近、ニュースで様々な不安をあおるような怖い報道がされていたインドでは、ヨーロッパを旅するのとは異質なんです。

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私の旅や,航空券を手配してくれています、ロニトラベルの、ロニ氏が前「情けないよ」

とため息まじりに言いました。せっかく彼の所で手配をした、あるツアー。一人旅の23歳の女の子がどこかで聴いて来たらしく、「もっと安いツアーがあるから、ロニ氏がぼっているのでは?」

と言ったインド人が、当日キャンセルさせて、自分が連れて行ってあげると、定番のタージマハルへ連れて行く事にしました。しかし数分前に日本語で話しかけて来て、意気投合をして(?)全く知らない人の車に乗って、タージマハルへ行くという事自体が怖い事です。

案の定、コーヒーショップでトイレに立ったスキに、コーヒーに睡眠薬を入れられて、眠りからさめて、ふと気がつくと財布、パスポートもなかったという事が。ありったけのコインでデリーの大使館に電話をして、何とか無事に帰国だけは出来たという事件がハッキリ後を絶たないのですね。

ロニ氏は生粋のデリーっ子ですが「インドのことはインド人に聴け!」

をスローガンにバックパッカーの多く利用しているパハルガンジで何十年も自力で旅行会社をおこして日本語で仕事をして来た人です。最近の若い人はどうして、コロッと騙されるのだろう?と不思議がっています。

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ますます一人旅をする人を狙った犯罪が増えていること、そしてどうしてなのか、インド人から日本語で話しかけられたら安心するのか、信用して付いて行ってしまう人が多い事を嘆いています。「日本語で話しかけるインド人は危ないです!」

と力説します。

最近は色々と暴行事件や、観光客を襲った事件多数が報道されて、今年は38%インドへの旅行者が減少したといいます。また、倹約旅行もよろしいけれど、身の安全を確保するためには、やはり女性一人旅の場合はいいホテルへ泊まる事をお勧めします。安心料と思えばよろしいし、4−5星であれば従業員が夜中に合鍵で入ろうなんて事はないはずです。

人をすぐに信じずに、自分自身で固い意志を持って行動したら、詐欺にあうことも、睡眠薬を入れられてお金一切なくす事はないと思います。

私は仕事柄、嫌でも違う州に行く事がありますが、キッパリとした態度で

いたらスキを見せないため、相手も騙そうと寄って来ません。

せっかく神秘な事がたくさんある、ワクワクインドの旅。嫌な思いをして帰国するのは忍びないですね。ひとりひとりの、ユニークないい思い出を作るためにも、油断は禁物です。

あと、絶対に手を出してはいけないのが、麻薬。

常識ではわかっているのですが、人間は弱いもので、この麻薬で本当に自分のパスポートまで売ってしまって、その日暮らしをしている我が同胞が多いことも確かです。

毅然とする。

人をすぐに信用しない。

危険を感じるような所へ行かない。

夜は一人歩きをしない。

などなど。あと屋台はどんな油を使っているかわかりません。

家族ぐるみで来ている,繁盛している屋台をなるべく探して屋台デビューしましょう。

7月のお題「旅行する前に知っておいた方がよいこと」

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