港町コチへ!(コーチン)

公開日 : 2013年03月12日
最終更新 :
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 やはり4泊5日の旅は限りがあるために、全てを見て回るなんて不可能。アーユルヴェーダもしたい、あれもこれも、と欲張りは禁物ということでフォート•コーチンに滞在しています。

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 元々フェニキア人や、アラブ商人が交易の場として訪れていたので、色々な国際色が濃い所です。珍しく、1568年に建てられたシナ•ゴーグまであるし、インド最古といわれるカトリック教会だってこのコーチンにあるのです。

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 せっかく中を見たかったシナ•ゴーグは時間の都合で閉まっていたのですが、外は以外の質素な建物でした。ユダヤ人街があり、中心にこのシナ•ゴーグがあります。

 ユダヤ商人がスパイスを売っていたのでしょうか?今でもスパイスの店がたくさんあり、見ているだけで料理がしたくなってしまいます。

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 とりわけ中国の手網チャイニーズ•フィッシング•ネットは、圧巻で、1340年にコーチンで大洪水があったことがはじまりなのです。

大洪水のあとは、陸地の湖と海がつながり、そこに天然の良港が産まれたといいます。

近くのグランガノールという所から、中国人がたくさん入って来て、漁網を用いてたくさん漁業をしていたのです。大の男が4人で懸命に満潮時を狙って魚を釣るのだそうです。

 コーチンでしか見る事ができない大きなチャイニーズ•フィッシングネットがたくさん使われていて、これも観光の大きなフォーカスになっています。

 16世紀以降は、オランダ人や英国人、ポルトガル人にも支配されていたために、本当に一瞬、ヨーロッパの片田舎にでもいるような不思議な気分になります。これはゴアでも経験したのですが、家の建築様式がポルトガルそのままだったりするので興味深く歴史を体験出来ます。

 港町だけに、魚屋の数が多いのも特徴です。

あっさりとバター&レモン汁で食べてみたい魚がたくさん。

あまりスパイスで調理しても、魚本来の味がわからなくなりそうですからね。

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 自然界と共に過ごした5日間の旅でしたが、一生の思い出になりました。

ポルトガル風のホテルはコテージでしたから、シャワーが部屋の外にありましたが、塀で覆われていてむしろ野外シャワーが気もちよかったくらいです。

 インドの多様性をまた体験できた5日でした。

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