ニューデリーの高齢者の家を訪ねて②

公開日 : 2013年01月03日
最終更新 :

 先日シーク教徒の寺院へ行ったときに寛大だと思いました。どんな宗教であっても無料の寝床に食事が与えられるなんて!

そういうアシュラムでは何と高齢者にも冬の寒い時期に気を使ってか、寝食を無料で提供しているのです。

 ただ、基本的には家族と同居が理想的ですから、デリー市内では利用する人が少ないとのことです。

ホーム中庭.jpg

 今回NGOの事務局で紹介された老人ホームへ早々行ってきました。

家具付きか、シングルで入居か?夫婦で入居かでも値段が違います。

紹介された所は、素晴らしい地区ではありません。道を渡ると知る人ぞ知る大きなスラム街に入ってしまうからです。ホームは静かで緑もあり快適だったことは言うまでもありませんが。

食堂1.jpg

 事務の女性に頼んで部屋を見せていただき、全館の案内と入居者にインタビューまでこぎつけました。このホームは結構中産階級でも上位、もしくは上流階級でないと入居は不可能とのことでした。入居前に保証金を15−20万円ほど払うからです。そのためか、英字新聞を読んでおられる人も多く、インタビューもヒングリッシュではなく、きれいな英語を話していた人が多いのが印象的でした。

食堂.jpg

 施設は地下にビリヤードを始め,ゲーム室がありました。トレーニングのための歩行マシーンまで。ゲーム室では見た事のない不思議なゲームが置かれていてチェスを生み出した国だから、きっと頭を使わせるゲームだろうか?と思いながら通過。

図書室.jpg

 70歳から85歳までの22人もの方が入居しています。別の棟には、親族がデリーに来たときに泊まれるように「親族のためのペンション」があり、一泊2千円で泊まれるのだそうです。この入居者の殆どの子どもたちが海外暮らしのため、子どもたちがお金を負担して親を安全であるホームに入れてくれたのだそうです。もちろん年に2−3回来てくれるのを心から楽しみにしていると言います。

スタッフ.jpg

 インドだなーと、感銘したのは,各部屋に「祈りのコーナー」(プージャコーナー)があったことでしょう。宗教色の濃いお国柄。庭にも神様がまつられていました。

 帰り際に洗濯の係の人と案内をしてくれた人と記念撮影を!まだ創立3年目のホームだから,日本人を見た事がないスタッフたち。私の訪問に素直に喜んでくれました!

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