社会活動家アンナー・ハザーレー氏と、デリー観光における注意事項

公開日 : 2011年08月25日
最終更新 :
筆者 : Kyoko

ここ最近テレビや新聞などでトップ・ニュースとして取り上げられているのが、

社会活動家アンナー・ハザーレー氏の政府への抗議活動です。

インドと言えば、役人の汚職が話題の一つになりますが、

アンナー・ハザーレー氏はその汚職を撲滅するための抗議活動を行っています。

非暴力&断食というその活動方法から、ガンディーの再来とも言われている存在です。

彼は8月16日から15日間の断食を行うことを宣言し、現在10日目に突入。

オールド・デリーにあるラームリーラ広場で断食をしながら人々に汚職撲滅の必要性を訴え、

政府に汚職撲滅のための法案通過を要求しています。

8月21日には、アンナー支持者達がインド門からラームリーラ広場へ行進をした、と聞きました。

その数、20万人とも言われています。

私はデリーの南の方に住んでいるので、普段の生活の中で抗議活動を目にすることはありません。

しかし、テレビ、新聞、インターネットを通して得る情報から、この抗議活動がインド全土に及ぶ

大きなうねりとなっていることを感じます。

今後は、デリー観光・生活にも影響が出そうな気配。

アンナー氏を支持するショッピング・モールや卸売商店などが臨時休業をとる姿勢を見せたり、

政府関係者の自宅にアンナー支持者が向かわぬように、政府がメトロ4駅の封鎖を指示したり、

といった動きが出ているようです。

穏やかな活動を望むアンナー氏の意思に反して、暴徒化した支持者がグルガオンの

ショッピング・モールに現れた、という話も聞きました。

8月30日に区切りがつくと言われている抗議活動、この週末が山場になりそうだとも聞きます。

急な交通規制や、臨時休業をする場所が増えるかもしれません。

デリーに居らっしゃる皆さまには、最新の情報を確認しながら、気をつけて行動されることを

お勧めします。

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