社会活動家アンナー・ハザーレー氏と、デリー観光における注意事項
ここ最近テレビや新聞などでトップ・ニュースとして取り上げられているのが、
社会活動家アンナー・ハザーレー氏の政府への抗議活動です。
インドと言えば、役人の汚職が話題の一つになりますが、
アンナー・ハザーレー氏はその汚職を撲滅するための抗議活動を行っています。
非暴力&断食というその活動方法から、ガンディーの再来とも言われている存在です。
彼は8月16日から15日間の断食を行うことを宣言し、現在10日目に突入。
オールド・デリーにあるラームリーラ広場で断食をしながら人々に汚職撲滅の必要性を訴え、
政府に汚職撲滅のための法案通過を要求しています。
8月21日には、アンナー支持者達がインド門からラームリーラ広場へ行進をした、と聞きました。
その数、20万人とも言われています。
私はデリーの南の方に住んでいるので、普段の生活の中で抗議活動を目にすることはありません。
しかし、テレビ、新聞、インターネットを通して得る情報から、この抗議活動がインド全土に及ぶ
大きなうねりとなっていることを感じます。
今後は、デリー観光・生活にも影響が出そうな気配。
アンナー氏を支持するショッピング・モールや卸売商店などが臨時休業をとる姿勢を見せたり、
政府関係者の自宅にアンナー支持者が向かわぬように、政府がメトロ4駅の封鎖を指示したり、
といった動きが出ているようです。
穏やかな活動を望むアンナー氏の意思に反して、暴徒化した支持者がグルガオンの
ショッピング・モールに現れた、という話も聞きました。
8月30日に区切りがつくと言われている抗議活動、この週末が山場になりそうだとも聞きます。
急な交通規制や、臨時休業をする場所が増えるかもしれません。
デリーに居らっしゃる皆さまには、最新の情報を確認しながら、気をつけて行動されることを
お勧めします。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。