停電時 デリー生活ではこう対応

公開日 : 2011年03月13日
最終更新 :
筆者 : Kyoko

デリーでは、年間を通して停電がよく起きます。

11日の日本の地震発生直後から停電の地域が多くあり、また14日からは東京電力の

管轄内で計画停電が実施されると聞きました。

現在の日本の状況は、デリーでの生活とは状況が違うことは重々承知しておりますが、

停電時にどう対応しているか、以下、思いつくことを書いてみます。

1)水を溜める

給水システムの電気も止まるため、お水をバスタブやバケツなどに溜めておく。

トイレのタンクの水が無くなると、トイレの水を流せなくなります。

トイレにもバケツや洗面器などで、予備の水を用意しておくといいと思います。

重曹が手に入る場合、溜めた水に重曹を少し(バケツに一つまみ程度)入れておくと

持ちがいいそうです。

2)電気のスイッチをオフに & コンセントを抜く

デリーでは、停電後の通電時だけでなく普段でも電圧のブレがあり、

急にコンセント差し込み口が使えなくなったり、ひどい時にはバチン!という

音と共に火花が散ったり、もっとひどいと煙や出火、ということもあります。

停電後の電力回復時、ちょっとした電圧のブレが生じるかも知れませんので、

コンセントを抜いたりしておくといいかもしれません。

3)信号が止まる

道路では信号も止まるため、普段以上に安全運転を心掛ける。

報道によると、今回の東京電力の計画停電中は、信号の代わりに警察官が交差点に

立つとのことですが、運転にはくれぐれもご注意ください。

4)寒さ対策

デリーにも冬があり、冬の停電時はかなり冷え込みます。そのようなときには、

ジーンズの下にもレギンスやレッグウォーマーを履いて過ごしています。

ジーンズの上から大きめのショールを腰に巻きつけ、ロングスカートを履いている

かのように過ごすこともあります。

また、体の熱の80%は頭部から逃げる、という話を聞いたことがあります。

室内でもニット帽をかぶり、耳まで覆い、首元にはマフラーを巻いて過ごしたことも

あります。

5)ガス漏れの有無を確認する方法

ロウソクを含む火を使う際は、ガス漏れがないかどうかを確認してください。

都市ガスは上にたまり、プロパンガスは下に溜まります。

ガス漏れの確認方法は、大体において匂いで分かると思いますが、

心配な場合は、漏れていると思われる個所に液体せっけんをかけてみてください。

液体せっけんをかけたところがブクブクと泡立つようなら、ガス漏れしています。

6)ガスでお米を炊く

鍋でお米を炊く方法:研いでお水を切ったお米と同量もしくはやや多めの水を入れ、

できれば30分ほど水に浸しておく。蓋をした鍋を火にかけ、まずは強火で炊き、

沸騰したら弱火にする。パチパチパチッという乾いた音がしたら火を止めて、

10分程度蒸らす。これで炊きあがります。

私は普段土鍋でご飯を炊いていますが、時々ステンレスのお鍋でもこの方法で

炊いています。夫の反応を見る限り、同じ炊きあがりです。

強火で炊くことが怖い(ふきこぼれなど)場合は、最初から弱火にしてもOK。

パチパチパチッという乾いた音がしたら、火を止めて10分程度蒸らせばできあがりです。

ガス使用時間の目安:1合半で、約11分。3合で、約14分。

7)湯たんぽを活用

湯たんぽは、寝るときだけでなく、昼間の寒い時にもかなり有効です。

前もって湯たんぽを用意しておけるなら、ぜひご活用ください。

デリーにも冬があり(最低気温は5℃前後になる時期があります)、

湯たんぽは重宝しています。

湯たんぽを抱えて座ると、じんわり温かさが広がり、体の緊張がほぐれます。

8)ロウソクよりは懐中電灯

NHK(デリーでもustreamで視聴しています)などによると、火災を防ぐためにも、

できればロウソクよりも懐中電灯の使用を、と呼びかけているようです。

懐中電灯は、上に向けたり、ビニル袋をかぶせると、より明るくなると言う情報あり。

ロウソクは、点火している部分を覆うようなロウソク立てをお使いであれば、

壁際におくと、壁に反射して明るい部分が多くなります。

フローティング・キャンドルの場合、半透明のプラスティックボウルに入れると、

明るさが増すように思います。

9)床・通り道にはできるだけ物を置かない

夜間の停電時は、移動するのにも細心の注意を必要とします。

私は非常に目が悪く、また暗闇にも弱いため、停電時に備えて、

できるだけ床・通り道になる場所に物を置かないようにしています。

いつも物を置かない場所に一時的に紙袋などがあるだけで、

暗闇では思いの外、ビックリするものです。

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