停電時 デリー生活ではこう対応
デリーでは、年間を通して停電がよく起きます。
11日の日本の地震発生直後から停電の地域が多くあり、また14日からは東京電力の
管轄内で計画停電が実施されると聞きました。
現在の日本の状況は、デリーでの生活とは状況が違うことは重々承知しておりますが、
停電時にどう対応しているか、以下、思いつくことを書いてみます。
1)水を溜める
給水システムの電気も止まるため、お水をバスタブやバケツなどに溜めておく。
トイレのタンクの水が無くなると、トイレの水を流せなくなります。
トイレにもバケツや洗面器などで、予備の水を用意しておくといいと思います。
重曹が手に入る場合、溜めた水に重曹を少し(バケツに一つまみ程度)入れておくと
持ちがいいそうです。
2)電気のスイッチをオフに & コンセントを抜く
デリーでは、停電後の通電時だけでなく普段でも電圧のブレがあり、
急にコンセント差し込み口が使えなくなったり、ひどい時にはバチン!という
音と共に火花が散ったり、もっとひどいと煙や出火、ということもあります。
停電後の電力回復時、ちょっとした電圧のブレが生じるかも知れませんので、
コンセントを抜いたりしておくといいかもしれません。
3)信号が止まる
道路では信号も止まるため、普段以上に安全運転を心掛ける。
報道によると、今回の東京電力の計画停電中は、信号の代わりに警察官が交差点に
立つとのことですが、運転にはくれぐれもご注意ください。
4)寒さ対策
デリーにも冬があり、冬の停電時はかなり冷え込みます。そのようなときには、
ジーンズの下にもレギンスやレッグウォーマーを履いて過ごしています。
ジーンズの上から大きめのショールを腰に巻きつけ、ロングスカートを履いている
かのように過ごすこともあります。
また、体の熱の80%は頭部から逃げる、という話を聞いたことがあります。
室内でもニット帽をかぶり、耳まで覆い、首元にはマフラーを巻いて過ごしたことも
あります。
5)ガス漏れの有無を確認する方法
ロウソクを含む火を使う際は、ガス漏れがないかどうかを確認してください。
都市ガスは上にたまり、プロパンガスは下に溜まります。
ガス漏れの確認方法は、大体において匂いで分かると思いますが、
心配な場合は、漏れていると思われる個所に液体せっけんをかけてみてください。
液体せっけんをかけたところがブクブクと泡立つようなら、ガス漏れしています。
6)ガスでお米を炊く
鍋でお米を炊く方法:研いでお水を切ったお米と同量もしくはやや多めの水を入れ、
できれば30分ほど水に浸しておく。蓋をした鍋を火にかけ、まずは強火で炊き、
沸騰したら弱火にする。パチパチパチッという乾いた音がしたら火を止めて、
10分程度蒸らす。これで炊きあがります。
私は普段土鍋でご飯を炊いていますが、時々ステンレスのお鍋でもこの方法で
炊いています。夫の反応を見る限り、同じ炊きあがりです。
強火で炊くことが怖い(ふきこぼれなど)場合は、最初から弱火にしてもOK。
パチパチパチッという乾いた音がしたら、火を止めて10分程度蒸らせばできあがりです。
ガス使用時間の目安:1合半で、約11分。3合で、約14分。
7)湯たんぽを活用
湯たんぽは、寝るときだけでなく、昼間の寒い時にもかなり有効です。
前もって湯たんぽを用意しておけるなら、ぜひご活用ください。
デリーにも冬があり(最低気温は5℃前後になる時期があります)、
湯たんぽは重宝しています。
湯たんぽを抱えて座ると、じんわり温かさが広がり、体の緊張がほぐれます。
8)ロウソクよりは懐中電灯
NHK(デリーでもustreamで視聴しています)などによると、火災を防ぐためにも、
できればロウソクよりも懐中電灯の使用を、と呼びかけているようです。
懐中電灯は、上に向けたり、ビニル袋をかぶせると、より明るくなると言う情報あり。
ロウソクは、点火している部分を覆うようなロウソク立てをお使いであれば、
壁際におくと、壁に反射して明るい部分が多くなります。
フローティング・キャンドルの場合、半透明のプラスティックボウルに入れると、
明るさが増すように思います。
9)床・通り道にはできるだけ物を置かない
夜間の停電時は、移動するのにも細心の注意を必要とします。
私は非常に目が悪く、また暗闇にも弱いため、停電時に備えて、
できるだけ床・通り道になる場所に物を置かないようにしています。
いつも物を置かない場所に一時的に紙袋などがあるだけで、
暗闇では思いの外、ビックリするものです。
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