ジューズにもスパイス
インドの長い長い夏は、本当に過酷。
ここまで暑いとやはり、体にも気をつけなければいけません。
ここでマサラが登場。マサラとはヒンディー語でスパイスという意味です。
カレーに各種マサラをふんだんに使う事は、皆さんも知っていますよね。だいたい5〜10種類のマサラをいれるのが普通なのですが、それらの目的は「栄養」ではなく、ほとんどが、「消化を助け、汗と共に体の中の毒素や余分なものを排出する」働きをするものなのです。
インドの伝統のアーユルヴェーダ(伝承医学、民間療法)ではデトックスに重点が置かれてきました。どうせとめどなく汗が流れるのだから、効率よく流そう、っていう事です。
むやみに栄養と取っても腸が汚れていれば、吸収率が低いままなのだし、過剰なものは全て外へ排出させなければ、結局は病気のもとになってしまうのです。
そんなインドでは、カレーだけではなくあらゆるものにマサラをふりかけてしまいます。
なんとジュースにも!! インドの街角には、フレッシュジュース屋がたくさんあります。運が悪い場合はお腹を壊す、という覚悟のもとに飲まなければならないのですが(笑)、汗まみれでヨレヨレになった体にはまるで「肉体労働の後のビール」のようにおいしい!アナール(ザクロ)、パイナップル、マンゴー、にんじん、オレンジ、などいろいろです。
そして、それらジュースにマサラをふりかけるんです。初めてだと、かなり微妙な味なのですが、慣れてくると今度は「なくては物足りない」気もしてきます。
他にも「酷暑にはこれに限る!」という位置づけの「ジャルジーラ(Jaljeera)」という飲み物もレストランなどによくあります。ジャルジーラというのは「ジーラ水」という意味で、ジーラというのはクミンシードの事。
水に、砕いたクミンシードとレモンと塩、すりつぶしたミントの葉などを入れます。
これも最初は「うっ・・・・」と来る感じなのですが、ぐったりするほど汗をかいてしまった時に一気に飲み干した時には、体にしみるしみる!ほてった体が一気にすっきりし、効率よく水分が補われるのがわかります。
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