食物の陰陽
デリーでは、非常に寒い日が続いています。
インド人は、男女共に、けっこう食べ物の陰陽についての知識があります。
体を温める効果のある食物=陽
体を冷やす効果のある食物=陰
気候が極端だからか、私たち日本人よりも食物の陰陽に関しては、気にかけている傾向があります。(例えば、気温45度にもなる夏場に体を温める効果のある食物を食べたら、調子がおかしくなります)
体を温めるものといっても、「温かいスープを飲む」とか、「鍋はあたたまる」とかそういうことではありません。
食べ物それぞれには、熱を発する成分のあるものと、冷却作用のある成分をもつものがあるのです。
例えば、大豆は体を温める陽性の食物です。
以前、暑い時期に「何か日本食を作ってくれ」とインド人に言われたので、味噌汁を作って「ミソは大豆からできている」と説明したところ、「今の季節向きじゃないね」と言われました。
豚肉も体を温めるそうで、ある日、妙に体が熱くて冷房の部屋にいてもほてりが消えない時があったのですが、「きみ、さっきポーク食べてたからじゃないの?」と言われました。
インドではポークはなかなか手に入らないので、中華料理屋で大喜びで注文したのですが・・、度を超した暑さのインドだと、ポークが実際に体を温める作用があることを実感できましたよ。
冬の寒い時期はやはり、ジンジャーが大活躍です。
カレーには、大量のジンジャーが入っているものですが、冬はより多く入れます。
また、乾燥ジンジャーのことを「ソーント」というのですが、このソーントの粉を、スパイスとしてドサっと入れます。
こうして、短いけれども寒い冬を乗り切りるのです。
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