ジャルワーユー

公開日 : 2007年12月13日
最終更新 :
筆者 : 冬野 花

日本語の「風土」という言葉があります。

これをヒンディー語に訳す場合、「ジャルワーユー(Jalvaayu)」という言葉に当てはまります。

ジャル(Jal)というのは「水」の事。

普通に会話で「水ちょうだい」とか、「きれいな水だね」なんて言う時には「ジャル」とは言わず、「パーニー(Paani)」と言いますが、

例えば水を運ぶトラックなどにはたいてい「JAL」と書かれていたり、ガンジス河の水などは「ガンガージャル(Ganga Jal)」と言ったりします。

余談ですが、「ジャル(Jal)」と言うと「燃えろ」とか、「燃えちまえ」という意味にもとれるので、日本航空の「JAL」は不吉だ、なんて言われたりもするそうです。

ですが、燃えてもJal(水)で消せるからいいんだ、という話に逆戻りしたりもします(笑)」。

話がそれましたが、では「ジャルワーユー」の、「ワーユー(ヴァーユー)」は何かというと・・・

ワーユー(ヴァーユー)とは、風のことです。

「ワーユー(ヴァーユー)」も「ジャル」と同様に、会話で使う言葉ではなく、会話で「強い風だ」などという時は「ハワ(Hawa)」といいます。

ヴァーユーはインド神話の風神の名前でもあります。この神さまは、仏教では「風天」です。

話がまたそれましたが、

つまり、「ジャルワーユー」は、直訳すると「水風」。

日本の「風土」という言葉の「土」の部分の変わりに「水」がきていますが、

風土が変わると体調も変わる

あそこの風土は体に合わない

風土が人間を作る

などの、ちょうど日本の「風土」という言葉と同じように使われます。

いずれにしても、風水火土空 の5大要素がこの世界を作っているという考え方から来ているのだろうと考えられておもしろいですね。

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