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インド人は寒いと耳を隠す

カテゴリー:文化・芸術・美術 投稿日:2007年11月25日

インドは一年中暑いと思っている方も多いと思いますが、北インドにはちょっとだけ冬があります。

デリーの冬は短いですが、けっこう寒いのです。

「暑くはない」時期が11月〜2月くらいで、そのうちの「ちょっと寒い」時期が12月と1月です。

そして「けっこう寒い」時期は年末年始の3週間ほど。

けっこう寒いといっても、昼間は建物の外に出てしまえば日差しは強く、シャツ1枚にもなれる感じですが、建物の中は昼間でもかなり寒いです。

というのも、インドでは家は完全に夏向きに出来ており、気密性もまったくありません。

そのうえコンクリート造りなので、冷える冷える。

家の中にいると、壁や床に体温をすぅ〜〜っと奪われていくような寒さです。

また、寒い時期が短いので、誰もちゃんとした冬対策をしません。

お金持ちの家でさえ、ヒーターなどもなく、あまりたいした対策はしません。

お湯もギザという湯沸かし器で時間をかけて、せいぜい一人分バケツ1杯を暖めるだけ。

ショールを巻き巻き、「うー、さむさむ」と言いながら昼間は日向に出て、冬を見てみぬ振りしてやり過ごすのがインド人の冬の越し方です。

冬になると「くぅ〜、さむー・・・」と家の中で縮こまっている私も、やはり越冬はインド人流。

やはり、ヒーターだって厚手の毛布だって、10ヶ月近くはいらないわけですから、どうも買う気にはなれないのです。

夏の間中、しまっておく場所もないし、あのひどい暑さの中ずっとしまっていると、戸棚の中で腐るんじゃないか、という気すらしてくるんですよ。

さて、そんな北インドの短い冬なのですが、そこにはやはり文化の違いと言うか、感覚の違いが見られて面白いです。

というのも、インド人、寒くなってくると皆、いっせいにまず耳を隠します。

しかも、寒がりの私でさえ「まだ、寒いっていうほどではないよなー・・」と思う程度でも、さっそく耳隠し。

特に、外で働く労働者などは決まって、マフラーや布切れなどで耳を隠しはじめます。専用の耳覆いバンドみたいなものも売っているし、冬は子供もみな、頭と耳をニット帽で覆っていたりします。


確かに、寒い時に耳を隠すのはわかりますよね。

でも、「インド人って寒がりなんだ〜」と思うのはまだ早いのです。

というのも、全員、足は裸足なんですよ。

「うひー、さっむ〜」と縮こまっていようが、足はいつでも裸足。

へたすると、裸足にビーサンです。


この現象にはいつも首を傾げてしまいます。

日本では「頭寒足熱」というのに、インドではその逆。

体の構造が違うのか、女性でさえも足の冷えに関しては、まったく無関心の無頓着です。


「耳を隠してジャンパー着て背中丸めて縮こまりつつ、足元がビーサン」のインド人たち、私にとってはもlはや、冬の風物詩です。

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冬野 花

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