セレブの間で、ちょっとSushiブームなインド
貧富の差が、激し〜いインド。
「ドン底」から「おうちは宮殿」まで、全種類います。
ですから、以前も書いたように、一概に語る事ができないのがインド。
そんなインドの、今日は富裕層のトレンド。
インドの富裕層のトレンドは、欧米のトレンドの猿真似です。それが当地欧米より、遅れてインドの富裕層にやってきます。
さて、そんなわけで、遅れて妙にSushiブームらしいのがインド。
アホか!って値段の、Sushiの食べれるレストラン in デリーの情報を、新聞や雑誌でなんだかよく見かけます。
女優スシュミタ・セーンの好物はSushiだとか、書いてあったり。
「私が最近はまっているのはSushiよ」、なんてインタビューで言うと「おお、セレブじゃん」という事になり、Sushiを語れれば、とりあえず「いけてる人」になれる感じ。
そういう風潮です。
この間も、デリーの富裕層向けタウン誌に、Sushi特集みたいな記事がありました。
写真も、これ見よがしにアジアンチックに撮影されていて。
「海外でのSushiシーン」によくありがちの、ワサビがコロっと、鞠(まり)状に固めてあって、となりにはチャップスティク。
そういう、いかにもな雰囲気の記事なんだけれど、ページの要所要所に、「Sushiコラム」みたいなのがたくさん載っていたのが気になりました。
まず、
「Sushiは150年前に東京の魚屋によって”発見”された。そのころ、魚は酢飯と一緒に保存されていたんだが、ある日空腹だった魚屋が一握りの酢飯と魚の切れ端を一緒に食べて・・・そしてeureka!」
そう書いてあったんですが、本当でしょうかね?私は始めてききましたよ。本当だとしても、そんな話をインドなんかで聞くとはね。
(「eureka!」って、辞書で引いた結果、ギリシャ語で 「あった!」「発見した」って意味だそうです・・・・。英語では、普通に使うんですか?)
さて、次は
「Sushiはいつでも、二つ一組でで出される。なぜなら、それは暗に一組の夫婦を表しているからだ。妻は夫の帰りを待ちながら、2人のために二つ一組のSushiをつくるのだろう」
これも初めて聞いた。そうなんですか・・?夫の帰りを待つ妻が、ってのが、なーんかいやらしいですね。外国での「日本人妻」って言葉に対する古いイメージの影響ですか?
こんな調子で、私も聞いたことのないような「Sushiコラム」が、5〜6個載っていました。
それにしても、デリーといえば、陸のド真ん中。
しかも物流後進国。
魚は空輸しているのかもしれないけれど、そう考えると、日本人の求めるレベルの新鮮さは、とても手に入らないでしょうね・・・。冷凍だろうな。
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