タンザニア土産のイチ押し! 濃厚カシューナッツ

公開日 : 2019年11月22日
最終更新 :

勾玉(まがたま)の形をしたカシューナッツは、タンパク質、ビタミンB1、ミネラルが豊富で、マイルドな甘味がおいしいナッツです。家庭では、おつまみやヘルシーなおやつとして食べることが多いでしょうか。肉と炒め合わせた中華料理も人気がありますね。

cashew.jpg

(きれいなパッケージはお土産にもピッタリ。QRコードで生産者も辿れます。ソルト味とプレーン。

食べ比べて私が一番気に入ったのは、このメーカー。)

cashew r.jpg

(パッケージ背面)

cashew dtl.jpg

(「地元農家と女性グループと協力し、彼らと彼らのコミュニティの生活レベル向上を願い、

より多くの賃金を払って生産されています」と書かれている。)

Wikipedia(英語版)によると、カシューナッツの生産はコートジボワール、インドが世界全生産量の39%を占め、ブルンジ、ベトナム、フィリピンと続きます。タンザニアも2019年までに世界第6位までに上がってきました。南部インド洋沿いの地域、中でもLindi(リンディ)、Mtwara(ムトワラ)で生産が盛んです。

ダルエスサラーム郊外でも、丸っこい葉を持つカシューナッツの木を見つけることができますよ。

cashewnut tree.jpg

(ダルエスサラーム市内の駐車場に植えられたカシューナッツの木)

cashew nuts on tree.JPG

黄色い果実の下に小さな勾玉状のカシューナッツがぶら下がっています。他にも、サヤから出したソラ豆のようなカシューナッツがたくさんぶら下がっているのが分かりますか? 

cashew in shell.jpg

「勾玉」はやがて硬い殻となり、その中に入っているのが可食部です。

カシューナッツは、スワヒリ語では「コロショ(korosho)」というかわいらしい名前で呼ばれます。収穫期の秋になると、テレビで収穫の様子が放送され、生産量や政府の買い取り価格などがニュースになったりもします。

●●●

ダルエスサラームでは小さな商店やキオスクでも買うことができます。お土産にしたいような、きれいなパッケージの品を求めるならスーパーで探すと良いでしょう。いくつものブランドがあるので、好みのものをお選びください。

また、ドライブ中に摘まむのに良さそうな小袋入りを道路脇に立つ売り子たちから買うこともできます。わずか大さじ山盛り1杯程度の小袋でも、値段はマンゴー1個分、あるいは安い食パン1斤分の値段になります。カシューナッツは、現地でも決して安い食べ物ではありません。

cashewnuts new.jpg
cashewnuts package.jpg

(ローストカシューナッツ、500g入りと250g入り)

日本で普通に手に入るカシューナッツと食べ比べると、おいしさの違いは明らかです!

カシューナッツは比較的淡白で繊細な風味のナッツですが、タンザニア産はコクが違います。日本で買ったカシューナッツを食べてみてはじめて、タンザニアではおいしいナッツを食べていた贅沢に気づきました。

cashewnuts.jpg

ファーマーズマーケットなどでは、カシューナッツミルクやカシューナッツバターといった加工品も売っています。そちらも是非お試しください。

カシューナッツミルク。)

coconut oil and cashew milk.JPG

筆者

タンザニア特派員

西東たまき

2012年より東アフリカ・タンザニアのダルエスサラーム在住です。様々な側面から垣間見るダルエスサラームをレポートします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。