ペルーの国民的シンガー・ジャンマルコがクスコにやって来た

公開日 : 2016年08月09日
最終更新 :
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8月6日土曜日、クスコのアルマス広場で、ペルーの国民的シンガーソングライターであるジャン・マルコ(Gian Marco)がライブを行いました。

クスコに大物アーティストが来ることはなかなかないので、私も見に行ってきました。

ジャン・マルコは日本では知名度はほぼ全くないのですが、ペルーのリマ出身のアーティストで、ペルー国内では絶大な人気と知名度を誇っています。

ラテン・グラミー賞のベスト・シンガーソングライター・アルバムを3度受賞した経歴もあり、中南米ではその実力が認められています。

日本にも、在日ペルー人のために来日しコンサートをしたこともあります。

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今回のジャン・マルコのクスコでのライブは携帯電話のキャリアであるクラーロ社のプロモーションイベントのフェスティバル・クラーロ2016(Festival Claro 2016)の最初の公演として行われ、クスコの後はトルヒージョやイカでも同じ公演が行われます。

クスコでの会場はアルマス広場、クスコ市の歴史地区の中心部分にある広場で行われました。

広場はオープンな場所なので、このライブは誰でも無料で見ることができます。

クラーロ社は太っ腹ですね。

開始が20:00からということで、19:45頃にアルマス広場辺りに来てみると、すでにたくさんの人で大混雑。

こんなに混み合っているアルマス広場を見たことはありません。

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20:00になっても、どうせペルーでは時間通りに公演は始まらないだろうと油断していましたが、ぴったりに前振りもなくいきなりジャン・マルコご本人が登場。

アルマス広場に集まっていた観客もみんな油断していたので、サプライズの大きな歓声が上がりました。

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舞台セットはステージの両端にインカの十字架と呼ばれるチャカナの形をしたスクリーンが用意され、ジャンマルコの表情が良く見えるようになっています。

ジャンマルコは主にギターを弾き語りますが、時々チャランゴというアンデス発祥の小さな弦楽器を巧みに演奏しているのが、ペルー人のミュージシャンらしさを感じました。

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舞台の背景やスクリーンもペルーの伝統や遺跡をモチーフにしたものが多く、アンデスの織物の模様やマチュピチュ遺跡などの写真が使われていました。

最初はノリの良い曲を立て続けに演奏しましたが、だんだん語りが多くなっていきました。

色々悩んでいた時期の話やペルーのファンへの感謝などを熱く語り、ライブ後半では涙を流し歌えなくなってしまうシーンもありました。

人の良さがにじみ出るようなステージでした。

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"Lejos de ti"などの代表曲を20数曲歌い、2時間40分に渡るステージを終え、深々とお辞儀をしてライブが終わりました。

無料のライブなので、30分くらいで終わるかと思いきや、終わった時には22:40。

全力のパフォーマンスで感動のライブでした。

ほとんどの日本人はジャンマルコを知らないとは思いますが、ぜひYoutubeで"Gian Marco"と検索して曲を聞いてみてください。

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