フランス語学習⑤分ける séparer / diviser / partager の違いは?

公開日 : 2021年10月02日
最終更新 :

フランス語で「分ける」という意味の動詞として séparer / diviser / partager がよく使われます。

この3つの動詞、フランス人はどのように使い分けるのでしょうか?

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séparer → 「複数あるものを、それぞれに分ける」 →分離する、 切り離す

diviser →「ひとつのものを、分ける」→ 割る

partager →「ひとつのものを、分ける」→ 分け合う、シェアする

■「séparer」は男性と女性に分ける、卵の黄身と白身を分ける、親と子供を分ける、のように複数あるものを要素・部分などでそれぞれに「分離する、切り離す」意味。

例 Le professeur sépare les filles et les garçons.その教師は女子と男子を分ける。

■「diviser」は誕生日ケーキを5等分する、政党内は意見が割れている、のようにひとつのものを「割る」意味。

例 Ma mère divise le gâteau d'anniversaire en 5 personnes.私の母は誕生日ケーキを5人に分ける。

■「partager」はひとつのリンゴを分け合って食べる、写真を仲間で共有する、のように「分け合う、シェアする」の意味。

例 Elle partage une pomme avec son frère.彼女は弟とひとつのリンゴを分け合う。

「分ける」という3つの動詞、まったく意味合いが違います。和仏辞典から調べて最初に出てきた単語をそのまま使ったらまったく意味が違った、ということはよくあります。その単語を使った例文を仏和辞典も使ってよく確認しましょう。

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筆者

フランス特派員

ティエリー

南フランス / コートダジュールでフランス人の夫&猫と暮らしています。現地から素敵な写真、おいしい写真もお届けしています。

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