フランス語学習②男性名詞・女性名詞を見分ける?!

公開日 : 2021年09月18日
最終更新 :

フランス語の名詞には男性名詞・女性名詞のように性がある、日本語にはない概念です。フランス語を始めると戸惑うことがあります。名詞の性・数により冠詞が違い、形容詞が語尾変化します。主語により動詞の活用も違ってくるので、最初は「ひとつずつどうやって覚えたらいいの?!」ということです。

2021-9-110.JPG

私もフランス語を始めた頃に何人かのフランス人の先生に「名詞の性を見分ける方法はないのでしょうか?」と聞いてみましたが、「覚えるしかないよ」のひと言でした。フランス人は生まれたときから自然に覚えているので外国人が名詞の性を覚える苦労についてはあまりわかってもらえないのかもしれません。男性名詞と女性名詞を間違って使ってもフランス人は理解できます。しかし、すべての会話が間違っていたらさすがに不愉快に感じてしまいます。フランス人の先生が言うように、名詞の性によって違う冠詞のパターンを最初に覚えて、次に単語はすべて冠詞とセットで発音し、語感で覚えてしまうのが基本です。(冠詞:le/la,un/une)外国人が大人になってから単語をがむしゃらに覚えるのはたいへんです。ここでは単語のスペルから男性名詞と女性名詞を見分ける方法を紹介したいと思います。

●女性名詞→ 語尾が-eで終わるもの、-ion、-aisonで終わるもの。

●男性名詞→上記以外。

●例外→上記女性名詞に多い特徴をまず覚えて、それ以外は男性名詞の確率が高いと考えます。ただ、例外も多く、例えば女性名詞に多い-eで終わる単語で男性名詞もあります。

●例外に多い傾向→語尾が-age,-isme で終わるものは語尾が-eでも男性名詞。医学、政治などに関わる単語は語尾が-eでも男性名詞である場合がある(昔は男性中心社会であったことが垣間見えますね)。

外来語・新語は男性名詞が多い。

いかがでしょうか? これらはあくまでも傾向としてなので、100%ではありませんが、男性名詞・女性名詞、それぞれに多い傾向を覚えていれば日常会話においてはそれほど困らないでしょう。上記の傾向以外にも例外は有りますが、単語をたくさん覚えていく過程で「例外に多いパターンのようなもの」が見えてくるようになります。日常でよく使う単語は冠詞とセットで発音し、語感で覚えましょう。La maison (家 女性名詞)、Le fromage (チーズ 男性名詞)......

2021-9-111.JPG

筆者

フランス特派員

ティエリー

南フランス / コートダジュールでフランス人の夫&猫と暮らしています。現地から素敵な写真、おいしい写真もお届けしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。