デンマークの悲しいバスルーム事情
ご無沙汰してしまいました!皆さん、お元気ですか?私は体調不良が続いたのですが、やっと調子が戻って来ました。皆さん、くれぐれもお身体には気をつけてくださいね。
さて、今回の話題は、デンマークのバスルーム!
じつは、デンマーク在住日本人が家を探すうえで最もネックになるのが、バスルームなのです。北欧デンマークというと、広い家で、オシャレなバスルームを想像する方も多いと思います。が、どんなに家が広くても、バスルームがお粗末なのがデンマーク...。要は、暮らしのなかで「入浴」という時間があまり大切にされていないのです。
というわけで、今回は、意外なデンマークのバスルーム事情に迫りたいと思います☆
まず最初に、我が家のバスルームをご紹介させていただきます。こちら3枚の写真は我が家(アパート)のバスルーム。入口から左手にガラス戸で閉じられるシャワースペースがあります。その奥に、子どものオムツ台(着替えも置いている)があります。そして、向かって真っ直ぐ手前側に洗面台、奥にトイレがあります。(つまり、写真では把握しづらいかもしれませんが、洗面台の前にシャワースペース、トイレの前にオムツ台があります。)
このバスルーム、皆さんの目にはどう映りますか?決して広くはないスペースに、トイレ、洗面台、シャワーがすべてが入っています。そして、浴槽はありません。が、これはデンマークではかなり贅沢なバスルームです。まず、シャワースペースをガラス戸で閉じられるところがポイント高いです。また、このタイルもけっこう贅沢度が高いです。
というのも、デンマークのアパートでは、下記のようなバスルームがけっこう一般的にあるからです...。本来、トイレと洗面台でいっぱいいっぱいのスペースに、無理にシャワーを取り付けたようなバスルームです。
古い建物(アパート)のバスルームがこんなにお粗末なのには、歴史的な背景もあります。昔は同じアパートの住人がバスルームやトイレを共有しており、もともと各アパートにはバスルームのスペースがなかったため、小さなバスルームを後付けするしかなかったようです。
また、タイルやデザインなど、もうちょっと何とかならないのだろうか?と思ったりもします。浴槽はあるけれど、何か欠けている感があります...。
一見、綺麗で良さそうに見えるのですが、こんなにスペースがあるのなら、もうちょっと違ったつくりにしても良さそうな気がします。だって、浴槽から間近で眺めるものはトイレですし、洗い場もありませんし...。
この洗面台の前のスペースはいったい...?もっと空間を有効に使えないのだろうかと首を傾げてしまいます。
デンマークにも、いいバスルームはなくもないのですが、どんなにいいバスルームでも、日本人的には何かしら欠けているように見えてしまうのが現実です。モダンで綺麗でも浴槽がないとか、浴槽があっても洗い場がないとか...。
そんなわけで、デンマークに住んでいると、日本のお風呂がひたすら恋しくなります。温泉とはいわないから浴槽に浸かりたい。洗い場でゆっくり座って身体を洗いたい。浴槽がなくても、周囲を水浸しにしないでシャワーを浴びたい。シャワーを浴びた後に、周囲を拭く作業をするのはちょっと悲しい作業でもあります...。
あとは、とくに一軒家などでは、一定量のお湯を使うと、タンクのお湯が切れ、冷たい水が出始めるところが多々あります。これは本当に嫌です。シャワーを浴びていて、突然ヒヤッとした水が身体を伝い、身震いしますから。しかも、その後しばらくずっとお湯が出ないわけですから...。というわけで、そんな家では、使うお湯の量に気を遣い、急いでささっとシャワーを浴び、時間内にシャンプーや石鹸を洗い流さなければなりません。これも私にとっては、デンマークでのストレスの1つです。
というわけで、日本の皆さま、デンマークのバスルームにはあまり期待しないでくださ~い。
3月のお題「バスルーム&洗面台」
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