教会の庭。西の墓地(Vestre Kirkegård)

公開日 : 2011年03月08日
最終更新 :
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ここはどこでしょう?

ある晴れた日、カールスベア工場付近の教会の庭を散策しました。デンマーク語で「教会の庭」とは"Kirkegård"(キルケゴール)。そして、それは「墓地」を意味します。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、デンマーク人の哲学者キルケゴールの名前(苗字)でもあります。

じつは、教会の庭(墓地)は、デンマーク人が愛する場所の1つなのです。その理由はなんといっても美しいから。住居をさがすとき、わざわざ近くの物件をさがす人もいるくらいです。

今回紹介するのは、コペンハーゲンのVestre Kirkegård(西の墓地)。

この墓地の広さは、なんと537.000m²。(東京にある代々木公園とほぼ同じくらいの大きさです。)森のようになっていて、散歩するのに最適。歩いていて、とても気持ちがいい場所です。また、ここには、デンマークの有名な哲学者、芸術家、政治家、事業家が数多く眠っているので、偉人を想いながら散策することもできます。

ユニークなお墓がたくさん並んでいるのも、西の墓地の特徴。

表情ゆたかなお墓...。人に個性があるように、故人が眠るお墓にも個性が感じられます。

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木々や草花が生い茂る教会の庭。

そこには、必ず庭のお手入れをして、お墓を美しく保つ世話役がいます。デンマークの教会の庭に行くとなぜか優しい気持ちになれるのは、その美しい風景のなかに、お手入れしている方の温かさが感じられるからかもしれません。

マイナーな場所ではありますが、カールスベア工場見学に行く際には、ぜひついでに西の墓地へ寄ってみてください。

また、どっぷり物思いに耽りたいとき、爽やかに自然のなかを散策したいときにも、ぜひここへ。

この庭を歩けば、デンマーク人がなぜ教会の庭を愛するのか、墓地を愛するのか、きっと理解できるはずです。

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