教会の庭。西の墓地(Vestre Kirkegård)
ここはどこでしょう?
ある晴れた日、カールスベア工場付近の教会の庭を散策しました。デンマーク語で「教会の庭」とは"Kirkegård"(キルケゴール)。そして、それは「墓地」を意味します。お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、デンマーク人の哲学者キルケゴールの名前(苗字)でもあります。
じつは、教会の庭(墓地)は、デンマーク人が愛する場所の1つなのです。その理由はなんといっても美しいから。住居をさがすとき、わざわざ近くの物件をさがす人もいるくらいです。
今回紹介するのは、コペンハーゲンのVestre Kirkegård(西の墓地)。
この墓地の広さは、なんと537.000m²。(東京にある代々木公園とほぼ同じくらいの大きさです。)森のようになっていて、散歩するのに最適。歩いていて、とても気持ちがいい場所です。また、ここには、デンマークの有名な哲学者、芸術家、政治家、事業家が数多く眠っているので、偉人を想いながら散策することもできます。
ユニークなお墓がたくさん並んでいるのも、西の墓地の特徴。
表情ゆたかなお墓...。人に個性があるように、故人が眠るお墓にも個性が感じられます。
木々や草花が生い茂る教会の庭。
そこには、必ず庭のお手入れをして、お墓を美しく保つ世話役がいます。デンマークの教会の庭に行くとなぜか優しい気持ちになれるのは、その美しい風景のなかに、お手入れしている方の温かさが感じられるからかもしれません。
マイナーな場所ではありますが、カールスベア工場見学に行く際には、ぜひついでに西の墓地へ寄ってみてください。
また、どっぷり物思いに耽りたいとき、爽やかに自然のなかを散策したいときにも、ぜひここへ。
この庭を歩けば、デンマーク人がなぜ教会の庭を愛するのか、墓地を愛するのか、きっと理解できるはずです。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。