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スリランカで村の子供達に日本語を教えてきてみました。

カテゴリー:生活・習慣・マナー 投稿日:2012年11月20日

私の友人のディヌーシャさん(通称:アッチ)はスリランカで日本語の先生をしています。

彼女と初めて出会ったのは、彼女がまだコロンボの郊外にある「サクラデンタルホスピタル」という歯医者さんで通訳として仕事をしていた時でした。

 

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※写真はサクラデンタルホスピタル(日本人がオーナーらしい歯医者さん)

 

世界の歯医者事情(?)の中で本当に日本はレベルが高い事を皆さんはご存知でしょうか?海外の歯医者は本当に恐ろしいでございます。しかして、歯の詰め物が落ちてしまうとうトラブルに見まわれましたので、いたしかたなく、スリランカのコロンボにある評判の良い歯医者について多方面に聞きまくりました結果、ここの病院が歯医者として評価が高いとの事で行ってきました。

 

その治療内容でありますが・・・。

1)驚く程太い麻酔注射針と麻酔が出てきて狼狽した。(日本の麻酔は今はほとんど痛みも無いですよね・・)

2)麻酔が効くまでの間先生が待ってくれない・・・・(一分もしない間に削り始めて痛みがひどく叫んだ)

3)時間の問題じゃ無いと思ったのか、もう一本麻酔を打つかと言われたので、頼みもう一本麻酔を打った。

4)麻酔が効きすぎて口をゆすいだりする事が難しかった。

5)治療は患者の体調や様子を無視して行われる為日本のように都度都度休憩やうがいを入れてもらえず、耐え続ける事を強要される。

6)終わったところ(詰め物が落ちた)を見たが、他の歯と詰め物の色が違う色になっており、(奥歯で良かった)日本だとまるで詰め物しているのがわからないようなまでに造作してくれていたのにとショックを隠せなかった。

 

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※日本の歯科技術と比較してしまった話なので申し訳無いのですが、スリランカでは多分最高レベルの歯医者さんである事は間違いありません。衛生面やドクターの質という意味では申し分無いと思います!

 

等の経験をしました。(しかも治療後もちょっとそこ叩いたりすると痛むような気がしているので、帰国後急いで歯医者へ行こうと決心しております・・・。

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さてそんな病院で唯一日本語で私をサポートしてくれたのが「ディヌーシャ」でありました。

聞けばわかるのですが、彼女の日本語のナチュラルさと語量の多さに驚いて話を聞くと日本で7年もの間仕事をしていたとの事。しかも漢字の読み書きも完璧に近いレベルで出来るのです。彼女の努力と彼女のメンタリティと歯医者での恐怖を本当に優しくフォローしてくれた彼女の行動の素晴らしさに感動して、携帯番号を交換したのが、彼女のとの出会いでした。

 

しかも二回目に歯医者に予約を入れた時に、丁度自分が休みだとわかり、わざわざ自分が居ない旨を電話で連絡までしてくれたのです!(この丁寧さ!本当に凄い!日本人でもそうはそこまで出来ません)

 

私自身も単なる「通訳」だけでは彼女の能力が勿体無いと感じていた矢先、彼女は彼女の力で以前からの夢である「教師」としての仕事を得て仕事をし始めていました。

 

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※ディヌーシャと学校の社長(オーナ)(私が来たという事でミルクライスを用意してくれました!)

 

そんな彼女から

「まきさん 私の教えている学校では日本語を学んでいますが、日本人を見た事が無い生徒が沢山います。だから是非日本人をみんなに見せてあげたいから、学校に来てくれませんか!」

そう言う連絡が入ったのです。

彼女は私にとって大口を開けて痛がってパニックで日本語で話す言葉をドクターに通訳してもらったといういわば命の恩人のような存在。1も2もなくOKしました!(でも教師でもない私で良いのかどうかについては自分でもかなり疑問があったのですが・・・)

 

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※しかも学校にお伺いすると・・・初めてという事でこんなウェルカムのお料理まで用意してくれていました!!

 

この学校のコンセプトは

・英語

・日本語

・タミル語

の3つの言語を2年位で習得するというものです。実際コロンボで日本語を話せる人に出会う事は多くありますが、ほとんどの人が、英語が拙かったりします。また、英語が喋れるレベルでこちらの国の人たちはその人を判断する傾向があり、トップのハイソサエティの人たちになると、日常からほぼ英語でコミュニケーションをとっています。

 

また実際のところ、コロンボのお金持ちの一部(ほとんどが海外にいますが)はタミル人である事が多く、シンハラ人はタミル語が話せない為共通語が英語になっているという状態なのです。

 

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※学校の社長(若い方で本当に気さくに信念を持ってこの学校に取り組んでいました!)

 

なので、本当にチャンスを掴みたいなら、この「英語・日本語・タミル語」がマストでは無いかと考え始められたのが、この学校の設立趣旨なのだそうです。

ディヌーシャを信用していたので、何も考えずに「日本人」を見たいという人に私でよければ日本人を見せてあげよう!と思い伺った訳ですが(あんまり考えてなくてすいません)この志になんとも感動してしまいました。

 

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※偉そうに70名の生徒に迎えられて恥ずかしげもなく(内心どうしようかと思ってる訳ですが)挨拶して歩く「私」

お恥ずかしい次第ではありますが、リクエストもあり浴衣で来伺いました。

 

さて生徒さん達私を白いサリーで統一して準備してくれていました。

本当に嬉しかったです。

 

生徒さんが歌ってくれた大きなのっぽの古時計:

※ディヌーシャがこのモバイル版の音源をみんなにプレゼントしたところ、全員の着信音がこの曲になったそうですw

 

ジャンケンゲームをして勝った人に着物を着付けしました。

 

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とってもシャイな彼女は恥ずかしそうに着こなしてくれたのですが、スタイルが良すぎて着付け大変でした。

ウエストが細過ぎでした。

 

今回わかった事は、スリランカの女性はとてもシャイだという事です。

特に村の方の女性は大きな声を出す事が恥ずかしい事としてしつけられています。

 

前にでて皆さんに挨拶をしてもらいましたが、声が出せない女の子が多かったのに驚きました。

そんな彼女達でも自分のところにチャンスが来た時にそれを捕まえられるようにと準備だけは怠らずこうして日々の自分磨きに必死です。

 

スリランカではまだまだ雇用率が低く、島国という事もあり、仕事が世代で受け継がれる傾向があるのです。

父親が引退した穴をその娘や息子が引き継ぐので、ポジションを得るだけでも相当の努力が必要になります。

 

中には子供に語学を教えられるようになりたいから、今この学校に来ていますという方々もいました。

 

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当日は総勢70名の生徒さん達が集まってくれました。朝4時にキャンディから来てくれた人も居るのだとか。

皆さんに教えるというよりも私が本当に多くの事を教えられました。

 

そして今回お世話になった先生の皆さん。

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先生方から仕切りに言われたのは「5S 」を是非教えてくれ!という事でした。

5S 」って何?な私でしたが、逆に教えてもらうと

5S(ごエス、ごーエス)とは、製造業・サービス業などの職場環境の維持改善で用いられるスローガンである。各職場において徹底されるべき事項を5つにまとめたもので、4S運動に「躾」(習慣化の場合もある)を加えた5項。

との事で、

・整理(せいり、Seiri):いらないものを捨てる
・整頓(せいとん、Seiton):決められた物を決められた場所に置き、いつでも取り出せる状態にしておく
・清掃(せいそう、Seisou):常に掃除をして、職場を清潔に保つ
・清潔(せいけつ、Seiketsu):3S(上の整理・整頓・清掃)を維持する
・躾(しつけ、Shitsuke):決められたルール・手順を正しく守る習慣をつける

 

の事だそうで、現在スリランカの小学校ではこれを教育として指導しているのだとか、JASTECA という組織があり、そこの組織がこれを訴求しており、このシステムを導入して売上が伸びている企業が沢山あるのだという話でした。

JASTECA の話はまた是非次回お伝え出来ればと思っています!

 

とにもかくにも、自分が教えるよりも、沢山のものを教わってこの学校を後にしました。送ってもらう途中、農道をのんびりと歩いて帰る彼等の姿が見えました。

 

その背中を見ながらみんながチャンスをものに出来る為に、女の子も大きな声を出せるように、男の子も分別をわきまえて人の心を大切にして、幸せについて考えてながら、素晴らしい人生を送ってくれると良いなと本気で思いました。

今回私を招待してくれた学校はBright Nation という会社のEducation部門の人たちです。

不思議な御縁で知り合いましたが、ずっとこれからも御連絡取らせていただこうと思いました。

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※Tryのyがiになっているのはご愛嬌という事で・・・・


※実は明日はこの学校の人たちに「おりがみ」を教えに行ってきますw 先生達には日本酒プレゼントしようと今からこっそり準備中ですw

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つぼや まき

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スリランカスリランカ/旧コロンボ特派員
名前:つぼや まき

つぼや まき

2010年よりスリランカ・コロンボ在住。卒業後外航客船のCAを経験後、国内ISPの経営企画室で広報⇒外資系IT企業の日本法人社長室で広報・PR⇒道路インフラ系企業の経営企画室でIRを担当。現在はスリランカで日本企業と現地のマッチング及びコンサルタントを経験しつつ、欧州文化色濃いディープスリランカを探索中。趣味はTwitterと写真♪ご連絡はこちら。スリランカのショップ情報等はこちら

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