【新型コロナウイルス】ケルンの現状
こんにちは。
育休でしばらくブログを休んでおりました。
再開第1回目ですが、今回は新型コロナウイルスの流行に伴い現在(2020年3月19日)ケルンがどうなっているかをご紹介します。
ニュースなどでドイツの状況を少しご存知の方もいるかもしれませんね。
私自身、あまりに目まぐるしく状況が変わるためついていくのもやっとです。
ドイツ政府は2020年3月17日以降の30日間,EUおよびシェンゲン協定加盟国の国民およびその家族を除き、日本を含む域外からの入国を一時的に制限しています。
それに伴いケルンがあるノルトラインヴェストファーレン州(以降NRW州)でもさまざまな措置が取られています。
NRW州はドイツのなかでもっとも人口が多い州で、最初に州内で感染が確認されたのはケルンにも比較的近いハインスベルク郡(デュッセルドルフ市の西方約60キロ)でした。
NRW州のさまざまな町から集まった(里帰りした)300人ほどが参加するカーニバルパーティに感染者が参加していたため、感染が一気にNRW州に広まりました。3月19日22時現在、ドイツの感染者は1万5320名ですが、そのうち4971名はNRW州からの感染者です。430名の感染者が見つかっているケルンはNRW州内でハインスベルク郡に次いで感染者が多いです。
現在はバーデン=ヴュルテンベルク州やバイエルン州の感染者の増加が目立ってきています。
ケルンでは3月13日に、3月16日から4月19日まで州内のすべての学校や幼稚園は休校、休園となり、3月15日にEUの入域制限が発表されると娯楽施設やスポーツ施設、公園の閉鎖が発表されました。娯楽施設にはカジノや風俗店なども含まれます。
私自身、参加しているお菓子教室や子供会が中止になりました。また教会が閉鎖されたため、参加予定の洗礼式も延期になりました。
NRW州は一定の条件下でのみ、レストランを開くことを許可していますが、ケルン市はレストランがその条件を守っているかコントロールするのが難しいとして、レストランの営業はすべて禁止されてしまいました......
近くのカフェが併設されたパン屋に行くと、赤と白のテープで立ち入り禁止になっていました。
食品を販売する小売店と農産物マーケット、デリバリー/ケータリング・サービス、薬局、医療衛生用品販売店、ドラッグストア、ガソリンスタンド、銀行、郵便局、美容院、清掃業者、クリーニング、新聞販売店、建築資材販売店、花屋、ペット用品店、問屋が営業をしてよいのですが、職人系の仕事も営業していいようです。
夫の会社は石を加工する会社なのですが、市から急に昨日営業停止を命じられたにもかかわらず、今日再度確認したらオッケーが出たようです。
ちなみに私は4月頭にエステの予約をしていて、何も連絡がないけどどうなっているのだろうかと気になって、サロンまで足を運んだら営業していました。
スーパーやドラッグストアは売り切れが続出しています。
これはじゃがいもや玉ねぎの売り場です。
パスタやトマト缶、油も軒並み売り切れています。冷凍食品も品薄です。
小麦粉が売り切れているのは日本と少し異なるかもしれませんね。
こちらはドラッグストアdmの様子です。
日本同様、トイレットペーパーやティッシュ、ハンドソープ(石鹸)と消毒液は売り切れです。
dmではオムツ台があり、オムツも無償で提供してくれているのですが、やはり現在は撤去されています。
スーパーもドラッグストアも店員はゴム手袋をつけることが義務づけられました。
すすんでマスクを着用している店員さんもいました。
新型コロナウイルスが流行しだしてからマスク着用している人を4名見ましたが、これまでのドイツでは考えられないことです。
このままドイツでマスクをする習慣が根づいてほしいものです。
交通機関にも変化があります。
市内の電車は、週末のダイヤで運行しています。
またバスは運転手に近づけないよう赤と白のテープで封鎖されていました......
在宅勤務に切り替えた企業が多いので、電車やバスを利用する人はかなり少ないです。
私自身、育休が明けて来週から通勤する予定だったのですが、会社から社員全員が在宅勤務になったと連絡があり、ほっとしました。
在宅勤務が増えたり、外出する人が著しく減った影響で道路はかなり空いています。
しかしこれはいい!と間違った方向に思った輩もいたようで、ケルン市内の道路でレースをした人がいたようです。
コロナパーティを開く若者がいるのはまだ百歩譲って理解できるのですが、明るいうちから公道をレース場にしてしまうとはびっくりです。
状況は刻一刻と変化しているので、興味のある方は以下のWebサイトをご参照ください。
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