スプリングブレイクの旅~心と体を解凍しに~

公開日 : 2018年04月22日
最終更新 :
筆者 : Kumi

★Oak Park(オークパーク)でライトの建築に出会う

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 「今度のスプリングブレイク(春休み)にオークパークのホテルを予約したから付き合ってね」と、子どもらに伝えたのがその1週間前。春の寒さと溶連菌にやられてヨレヨレだった心と体を溶かしに行くような旅でした。

 ここ数十年でイースター(キリストの復活祭)周辺の学校の休みが長くなったらしい。休みをもてあます彼らは、普段はタテに振らない首を振ってくれたのでした。アメリカ在住の駐在員の中には、暑すぎる夏を避けて、冬や春休みにフロリダやラスベガスにでかける家族も珍しくないのですが。

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 家から車で40分、メトラ(シカゴから伸びる鉄道)を使っても1時間弱。シカゴ近隣のオークパークは身近で楽しめる建築文化の街です。「地球の歩き方・シカゴ」にも載っているので、事前に電車で探索して、駅前で見つけたホテルを予約。こちらに住んでいて知らない町で頼りになるのは、、やはり日本語の旅行本なんです。

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 Carletonホテルは、同エリアの老舗ホテル、一階のレストランやパブはジモッチーの憩いの場みたいでした。ツインで$195と安くはないですが、こじんまりとしたロビーは格調があります。

 カールトン・オブ・オークパーク ホテル

 住所:1110 Pleasant St.,Oak Park,IL 60302

 電話番号: +1 708-848-5000

http://www.carletonhotel.com

 当日朝は寝坊したので、ホテル着が4時。すぐにフランク・ロイド・ライトのスタジオがあるダウンタウン周辺に向かったけど、5時閉館だったので、翌日10時のスタジオツアー券を買って、帰り道にForest Aveに立ち並ぶロイド風の家に圧倒されてました。アメリカン・ビクトリアンスタイルの木造建築とは一線を画した、石造りの非対照的なデザインで、素人目にもそのアイデンティティーに気づかされるのでした。

★思わず買いたくなる一冊が見つかる本屋

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 初日の帰り道、ホテルでもらったマップを子どもに持たせて帰らせた後、古いアパートが並ぶマリオンストリートを駅に向かう。商店街の中に本屋のThe Book Tableがあったので、中に入ると「運動」や「コミック」、「アメリカの歴史」と分かりやすく分類され、話題本がところどころにディスプレイされていて楽しい。いずれも市価より10~20%安く設定し、古本も充実しています。アメリカは日本以上に本屋が少ないので、ここぞとばかりに詩集や奴隷の歴史の本を買いました。カフカにインスパイアされたトートバッグをレジに持って行ったら「これ最後の一個」だって。

 ザ・ブックテーブル

 住所:1045 Lake Street, Oak Park, IL 60301

 電話番号:+1 708-386-9800

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★「家族や来客に驚きを」ライトの遊び心

 ライトの建築やデザインには「〇△□」を使った幾何学、ジャポネスクといった要素をふんだんに感じられます。そして光を取り入れる窓のそばにソファを作り付けることで、人々が集えるようにしたり、子ども部屋の天井に空間を開けて、銭湯(わかるかな?)みたいにしたり。「この細~い通路を通ったときにどう感じますか?」とのナビゲーターの問いかけ通り、何がでてくるのかという期待感とともに、ドームのようなプレイルームが現れたりーロイドは人を驚かせることが好きだったみたい。

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 ライト邸スタジオツアー

 問い合わせ:電話、+1 312-994-4000

 開催日:月~土

★Blookield Zooにも春が来た!?

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 あわただしい小旅行の最後、本にオークパークから車で10分と書いてあったので、いまだ行ったことのなかったブルックフィールド動物園へ。年中開いているけど、動物も人間もやっと外へ出てきた感じ。だだっ広い公園みたいなので、とにかく歩くとやっとサイに会えた。サルやオランウータンが居るトロピカルワールドの中は、高い天井の吹き抜けで、人工のジャングルがのびのびした空間を作る。ムシッとしてフン臭いけど、懐かしさが。シカゴの寒くて乾いた気候に慣れてきたとは言え、やはり自分はアジアンなんだな~と実感したのでした。

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 ブルックフィールド動物園

 住所:1st. Ave. Brookfield, IL 

 電話番号:+1 708-688-8000

 営業時間:毎日10:00~17:00(無休:時間は季節で変更)

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