写真展『Counter-Photography: Japan's Artists Today』

公開日 : 2010年02月10日
最終更新 :

先週末カルガリーダウンタウンにある『The Triangle Gallery』に行って来ました。『The Triangle Gallery』は1988年に創立された現代美術ギャラリー。240平方メートルとけして大きくはないギャラリーですが、毎回展示内容の面白さにはうならされます。国際的なものから地元アーティストの作品展、絵画からインスタレーションまで多岐に富んだ展示が楽しめます。

IMG_4896.JPG

さて、2月の展示は日本人写真家による写真展『Counter-Photography:

Japan's Artists Today』。細江英公、杉本博司、井上廣子、島袋道浩、米田知子、市川美幸など6人の女性と5人の男性写真家によって撮られた60点の写真が展示されていました。

IMG_4887.JPG
_MG_4893.JPG
IMG_4890.JPG

個人的に特に印象に残ったのはやはり現代日本を代表する写真家、細江英公氏の『鎌鼬』シリーズ。このシリーズは1960年代に秋田の伝統的な農村風景を舞台に、舞踏家土方巽のパフォーマンスを撮ったもの。土方巽の一種異様な存在感とそれによって農村の人々に引き起こされる波紋が強烈に伝わって来る作品です。

103_2.jpg

それ以外には米田知子さんの『壁紙』シリーズも印象的でした。古く、剥がれたりしみのついている壁紙を撮ったのみの写真。そこに住んでいたであろう人々の存在やストーリーなどを彷彿させる作品でした。

35_image05.jpg

写真展を通して、海外で日本を再発見できた気分です。皆さんもぜひぜひ『The Triangle Gallery』に足を運んでみてくださいね。その時々の展示内容はここで見られます。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。