夜行性動物探検ツアー

公開日 : 2014年06月09日
最終更新 :
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ケアンズのホテルを出発した後、私たちがまず向かったのはキュランダ。くねくねした何十個ものカーブの所々に動物の標識を発見。日本ではあまり見受けられない面白い看板に旅の序盤から惹きつけられた。どんな動物と出会えるのかと既にワクワクだ!一番最初の見学先は巨大アリ塚。ガイドのお兄さんに言われるまでは普通の岩だと思っていた。それがアリの作ったものだと知り言葉を失った。数メートルの高さに達しているものは、何十年もの時をかけて作られたそうだ。ガイドさんがアリ塚に居たアリを数匹手にとり、私たちに差し出した。食べれるとのことで驚愕!恐る恐る口に含んでみると、プチプチとした食感、ハーブのような特徴のある味だった。驚く間もなく次に到着したのは、カンガルーやワラビーが見られる広い敷地。ロックワラビーに実際に餌付けができるという場所を訪れる。私たちが餌を片手に近づくと、ピョンピョンと跳ねて近づいてくる。爪が伸びていたのか、若干痛かったが、美味しそうに餌をほうばるワラビーを見て心が癒された。途中私たちが立ち寄ったのは、トロピカルフルーツが試食できる高原の店。一番印象に残ったのはドラゴンフルーツと言われる真っ赤な果物。味は意外とさっぱりしていて食べやすかった。そしてこの旅の一番の主役動物は「かものはし」というオーストラリアの珍獣だろう。川の水面に時折顔を出すこの謎の生き物、実はしっかり見られる確率がカナリ低いという。水辺に到着した私たちは息を殺し、珍獣の出番を待つ。と、その瞬間水面が波を打った。全員が注目するその先にうっすらと黒い物体が入り込んできた。思わずシャッターを切ったがなかなか上手く写らない。隣にいたツアー客が「やった!」と呟いたので写真を見せてもらうと、はっきりと珍獣「かものはし」が写っていた。思わず私たちは感動を分かち合った。お腹を空かせた私たちはキャンプ会場へと向かった。ガイドさんが手際よく肉を焼き、手のひらよりも大きいオージービーフをふるまってくれた。焼き加減もちょうどよくさすが慣れている。カンガルー肉やワニ肉も試食。カンガルーはビーフのような味で、ワニ肉はチキンのようなさっぱりめな味だった。お肉をほうばることに夢中になっていると、天井から「ポッサム」と呼ばれる夜行性の生き物が姿を現した。餌を求めて下に降りてきたらしい。夕飯の後は、ツアー客全員で懐中電灯を片手に森の中を散策。まるで冒険家になったような気持ちで道を進む。真っ暗な森林は虫・鳥の声だけになり、どことなく気味が悪いが、空気はマイナスイオンたっぷりで美味しい。その他も道中でさまざまなオーストラリア特有の動物に出会うことができた!帰り道に見上げた満点の星空はプラネタリウムを再現したような美しさ!こんな素敵な星空を見たのはいつだっただろうか。そんな懐かしい気持ちに浸りながらケアンズに帰着。ガイドさんの細かい説明は知識に溢れるものだった。機会があればぜひ参加して欲しいツアーの一つである。

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