私のとっておき老舗ドイツ系レストラン「Zum Edelweiss」

公開日 : 2022年01月31日
最終更新 :
筆者 : 相川知子
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コロン劇場の幕が閉じたら、

向かう先はZum Edelweiss(スン エーデルワイス)です。

劇場はオペラなら20時から早くて23時、長い演目だと24時頃まであります。

遅い時間だと、閉まっているお店が多いのですが、

そんな遅い時間にも夕食を提供しているのがこの老舗のドイツ系レストラン、Zum Edelweissです。

Zum Edelweiss

Libertad 431

Tel 011 4382-3351

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常連のお客さんは昔祖父母が連れてきてもらったのが来店のきかっけという人が多く、長年通っている常連のお客さんが多いことも特徴です。

このお店はコロン劇場より1年早い1907年に開業、7月9日大通り(1937年開通)やオベリスコ(1936年完成)の工事のため店舗を移転したこともありますが、1933年から現在のコロン劇場正面入り口から約200mのところにで営業を続けています。

ドイツ系移民の作ったレストランというこもあり、ソーセージが有名ですがCOCINA CRIOLLA(コシナ・クリオージャ)というアルゼンチン生まれの料理もあります。パスタも手作りでおいしく量が多いのも魅力です。 

演者や財界人が食事に訪れることもある有名店ですが、一般の方でも入りやすい雰囲気の店内。多くのファンがいるのも納得です。

演者、パバロッティがレストランに入店したので、出町をしていた多くのファンも入店しババロッティがテーブルで一曲披露したというような数々の逸話があるお店です。

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私が気に入っているポイントは、

レストランの端々にある昔の調度品、またジャケットや帽子掛けが本物の動物の角だったり、真鍮がピカピカに磨き上げられているなど趣ある店内の雰囲気。まるで博物館で食事をしているような感覚に浸れます。

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テーブルチャージは1人200ペソ。

食前酒のシェリー酒、JEREZ(へレス)やパン、バターなどが含まれます。

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前菜に注文したのはカルパッチョ。サーモンか牛肉かで選べましたが、今回は牛肉のものをチョイス。注文時に2人で分けると伝えておくと提供時にに2皿にわけて持ってきてくれました。

細やかな心配りが素敵です。 

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次に、ビーフストロガノフ。こちらも半分ずつ2つに分けて提供されました。

実はこの店はセントロ地区で1人で静かな空間を楽しみつつ、ささっとおいしいものを食べたいというときにピッタリの場所でもあるのですが、いつも量が多いな...と思っていました。

前菜とメイン1品ずつ頼んで、それぞれシェアするのは、日本人にはピッタリかもしれません。

スペイン語でシェアするというのはCOMPARTIR(コンパルティール)といいます。

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ライスは芯のあるアルゼンチン的なご飯でしたが、料理とマッチしておいしくいただきました。

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ウエイターさんは、あまりたくさん注文していない私たちにも大変親切に対応してくれました。

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そして最後のリモンチェッロのサービスに長女はどうしてこんなにたくさん持ってきてくれるの? とびっくりしていました。

きっと、長く愛される老舗のサービスなんですよね...

食事のほかショット4杯、炭酸水、コカ・コーラで会計は3500ペソぐらいでお得でした。(現在1ドル=約100ペソ)なので4000ペソで払って、おつりが500ペソだったのでチップとしてそのままおわたししました。

シェアのお手間をわずらわせたのでこんな感じでしょうかね。私たちはシェアごはんで十分な満足な量でしたが、ひと品ずつオーダーすると単純に会計は2倍ほどになると思います。なお、通常チップは現金でわたしますがクレジットやデビットカードでも大丈夫です。

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23時に終演して、写真を撮っていたので結局24時近くにお店に着きましたが1時30分前には食事が完了しました。

食にうるさい長女も大満足の店でした。

コリエンテス大通りから少し入りますが、コロン劇場の正面並びなのでぜひ近くへお越しの際にはご利用ください。

筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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