アルゼンチン国境封鎖は2020年4月12日まで:全国完全隔離は4月13日までの予定(2020年3月31日現在)

公開日 : 2020年04月01日
最終更新 :
筆者 : 相川知子

先にお伝えしたアルゼンチンの国境封鎖は2020年3月31日の大統領令にて、4月12日まで延長されました。

また全国完全隔離措置の実施は4月13日夜24時までとなりました。

そのため、4月13日まで国際線は動かないばかりか国内線、また国内長距離バスも動く目処が立ちません。

空港閉鎖はないのですが、基本各国の大使館を通じてのその国からの軍用機や関係のチャーター便のみの発着となっていますので

一般販売をしているのか以上に、直接日本まで行くのはほぼ不可能といっていいでしょう。

唯一たまにフランクフルト行き、ドーハ―行きはあることはあるようです。

こちらのリンクでフライトをチェックできます。

しかし、その先は不明ですので、十分お気をつけください。

なお、アルゼンチン人は今後入国が一定の範囲でしたらできるようになります。陸路で足止めされている人も多いようですし、国外で足止めされていた空路で帰る人たちは祖国便で帰ってきてからもまずは14日間の隔離施設(市内ホテル)での待機を経てから家に帰れます。

また一方で国内の方々で足止めされたアルゼンチン人や外国人もいます。

この通行書を得るのは困難で普通は4月13日まで足止めですね。とはいっても、4月13日以降もどうなるかまったく不明です。

一応 アルゼンチン航空。

Web上ではフライトの一部のルートは販売をしていますが、13日はものすごく高いです。

またルートによっては見通しが立たないのでしょう。販売はしていません。

実は私のアルゼンチン人の友人夫婦は北部のサルタに3月16日から行っているのですが、帰れなくなってしまって現在はホテルも閉鎖されているので、地方なので探すのが難しくやっと家具付アパートを借りて自炊をして暮らしていますが、ブエノスアイレス市内に残してきた息子と、ブエノスアイレス州に残してきた高齢の両親が心配だそうです。

日本人で旅行中に足止めにあった人は、ブエノスアイレスだけではなく地方にもいらっしゃるそうです。

また留学で来たのにちょうど帰れなかった、または、来たばかりでこれからなのに勉強もままならない人もいるようです。

アルゼンチン国内では1054名(昨日から88名増加)の累計感染者数、うち27名の累計死亡者数が報告されています。

半数以上の感染者は外国から帰国した人で、そのまた半数が濃厚接触者と日本でいわれる近親者や同居者などです。

どちらにしてもしばらくまた様子を見る時期に来ていまして、恐らく感染者はまだいるようですが、なかなか診断に現れなかったりでしょうが、爆発的な増加をして対応しきれなくなるのをアルゼンチン国家保健省は懸念中のため各種施設であまり重症ではない患者を収容する施設を作ったり新しい病院対策に余念がなく緊急を要しない手術や入院はキャンセルになっています。

ですからできるだけおとなしく家で何もけがをせず無理をせず、生活をするのが一番なようです。

なお、もし市内移動の許可や航空券を得ているのでしたら、借り上げ車両(ハイヤー)での移動は可能です。

メール: tokyoremis@gmail.com

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(町はがらんとしています)

なお、先般お知らせしたネットでの買い物ですが、1週間の待ち時間にときどきキャンセルされることが多々あるそうですからお気をつけください。

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もしくは自分自身でも必要な買い物は行けます。近くを歩く程度は別に何もいわれません。場所によってはけっこう追及されるそうですが。

それから宅配時に手と手を触れ合わせないこと、など、また外から持ってきたものは袋を捨てるなど注意が必要です(アルゼンチンの人はものを渡すときしっかり相手の手を握る傾向がありますが、さすがに最近はしません)。

https://www.lanacion.com.ar/lifestyle/coronavirus-es-confiable-delivery-comida-hecha-nid2348838

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なお、4月1日から多くのレストランでデリバリー宅配サービスが開始されています。

https://www.ambito.com/lifestyle/instagram/cuarentena-gourmet-delivery-tiempos-coronavirus-n5091838

こちらの記事にはいろいろあり、日本人が食べても大丈夫な日本食 BISTRO TOKYO や ICHISOU もあるので、https://www.parati.com.ar/quedateencasa-esta-es-la-manera-con-la-cual-los-restaurantes-y-bares-enfrentan-el-coronavirus/

全国隔離生活にちょっと疲れたら頼んでみるといいかもしれません。

筆者

アルゼンチン特派員

相川知子

1991年よりブエノスアイレス在住。スペイン語とラテンアメリカが大好き。アルゼンチンのことを日本に周知がライフワーク。

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